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2014年9月17日 (水)

ワーグナー「使徒の愛餐」とブルックナーの「ヘルゴランド」

朝夕は涼しいものの、日中は湿気もありそれなりの暑さ。

昨日は昼頃に茨城南部を震源地とした比較的大きな地震。ちょうど昼休み中で、イヤフォンでCDを聴いてウトウトとしていたら突然の揺れ。
10秒近く続いた長い周期の横揺れで東日本大震災を思い出してしまった。
三連休は法事その他、毎日それなりの予定が入っていたので、遠出はせずに行動範囲は家の半径5キロメートル以内といったところ。

合間にレコード、CDであふれている音楽部屋の整理をしていた。
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音盤が一つの部屋に集中しているうちは良かったのだが、現在は3部屋に分散している。

最近聴きたいレコード、CDが見つからないことが起き始めているので、所在の確認と聴きそうもないものの仕分けが目的だ。

CDラックを移動し、埃を取り去りながら壁面のLP棚から取りかかる。
おかしな場所に入り込んでいるディスクのチェックとついでに並び替え。

懐かしいものの再会や新しい発見があったりと、なかなか楽しい。
だが作業はなかなか前へ進まない。

結局LPのみに時間を取られてCDは全く手付かずのまま。 いつになったら終わるやら。


今日はワーグナーとブルックナーの合唱曲、「使徒の愛餐」と「ヘルゴランド」を聴いていた。
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演奏はウィン・モリス指揮のシンフォニア・オブ・ロンドンにアンブロジアン・シンガーズ。
英シンフォニカ原盤の日本ビクター盤LP.

いずれも一風変わった曲。

ワーグナーの曲は、曲の大部分はアカペラの男声合唱のみ。
ちょうど「タンホイザー」の巡礼の合唱の習作のような曲で、終わりの方でオケの伴奏が密やかに入ってくる珍曲。

実演では、延々とアカペラが続いてきてピッチが下がってくる男声合唱に、途中から入ってくるオケはどのように合わせるのかな? などと思いながら聴いていた。

このモリス盤が世界初録音だと書いてあるが、実はこの前にブーレーズの録音がある。

一方のブルックナーの「ヘルゴランド」。
  「ヘルゴランド」とは、デンマーク近くの北海上に浮かぶ現在ドイツ領の孤島。

この曲も男声合唱とオケのための作品で、完成されたブルックナーの作品としては最後の曲。
録音は非常に少ない。
未完の交響曲第9番のフィナーレに使用する予定だった主題が使われているという。

ブルックナー晩年の曲であるものの宗教的な色彩は薄く、ワーグナーの曲と言われても不思議ではないほど平易で大衆的な合唱曲。
モリスの演奏は曲を知る上でなんら不足の感じられない水準。

Youtubeは「ヘルゴランド」

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