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2014年10月12日 (日)

ハンソンのリャードフ、モッフォのドビュッシー

今日は台風に備え愛犬ポコを連れて、どれほど役に立つか判らぬが畑の水はけ用の溝を掘ったりしていた。  

ブンタンが今年も大きな実を付けていた。台風で実が落ちなければよいのだが。 
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昼前に家の前に子どもたちの神輿と踊りがやって来た。 
このお祭りは、安政年間の地震、津波に続くコレラ流行時に疫病退散を祈念して、地元の農民たちがなけなしのお金をかき集めて、京都の吉田神社を勧進したもの。
当時の農民たちの熱い思いが込められているお祭りだ。 
 
これには当時の関係者が書き記した詳細な記録が残されていて、非常にドラマティックな実話が、朝日選書から「幕末狂乱」というタイトルで活字化されている。
 
今日は先日リサイクルショップで入手した、フィリップス阿蘭陀盤を聴いていた。  
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曲は、フルネ指揮ロッテルダムフィルで「魔法使いの弟子」、パレー指揮デトロイト響によるワーグナー、「ワルキューレ」からウォータンの告別と魔の炎の音楽、
ドラティ指揮ロンドン響の「はげ山の一夜」、
そしてハワード・ハンソン指揮イーストマン・ロチェスター管によるリャードフを3曲「キキモラ」「魔の湖「ババヤーガ」という一見雑多なアルバム。
 
この中ではドラティのムソルグスキーが非常に良く、ハンソンのチャードフが意外と健闘。
ドラティ盤は内声部を極端に浮かび上がらせて、今まで聴いたことのない「はげ山の一夜」を演出。
 
 ハンソンは今まで自作自演はともかく、
ロクな演奏がないと思っていた指揮者だが、このリャードフは非常に良い。 
そしてもう一枚はアンナ・モッフォのドビュッシー。 
RCA原盤の国内盤LP.ピアノ伴奏はジャン・カサドシュ。
曲は「ボードレールによる5つの詩」「艶なる宴」その他14曲ほど。
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幾分サロンミュージック風のドビュッシー。 
あのラフマニノフの「ヴォカリーズ」の名唱には及ばないが、モッフォ独特の陰りを含んだ艶っぽいドビュッシーが聴ける。
 
Youtubeはラフマニノフの「ヴォカリーズ」.モッフォの歌、伴奏はストコフスキー

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