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2014年10月 1日 (水)

カラヤン&フィルハーモニアのベートヴェン

今年もあと3か月になってしまった。
御嶽山の噴火は、危険な状況下での懸命の救出作業にもかかわらず未だ被害者の全貌判らず。

本日予定されていた組織内会議は、主要メンバー数人が出席できず延期。
自分の担当案件は個別に対応することに。

一連の重複音盤仕分け作業、今日はカラヤン若き日のベートーヴェン。

聴いたのはフィルハーモニア管を振った交響曲全集録音から、「運命」「田園」「第九」の部分と第1番の全曲。
以上全て70年代に東芝が出した疑似ステレオLP。

Sdsc01773

交響曲全曲はモノラルのCD全集を架蔵済、第3、5,7、8番は本家英EMIのモノラルLPもレコード棚に有る。

「運命」「田園」「第九」は当時3000円の2枚組LPで、その頃就職したばかりの従兄が市内のレコード店で買ってくれたもの。

当時中学生の自分では月に千円の廉価盤LP1枚を買うのがやっとのこと。
自分には分不相応な買い物で、カラヤンのベートーヴェンが自分のものになるというので、非常に嬉しくて、その時の様子は今でもよく覚えている。

今にして思えば、従兄は新入社員の安月給の中でかなり無理をして買ってくれたのだと思う。

演奏は、颯爽としていて、終楽章の歓喜の大爆発が印象的な「運命」には今でも興奮させられるし、しなやかでロマンティックさが自然に浮き出た「田園」は、後のベルリンフィルとの再録音よりも良い。

名手デニス・ブレイン率いるホルンセクションも秀逸。

最近ステレオ録音(バイノーラル録音)が発見された「第九」は、シュワルツコップやエーデルマンらの声楽陣が全く素晴らしい。

行進曲部分のヘフリガーの歌唱も若々しいゴキゲンな歌声だ。

Sdsc01764 聞き直してみるとかなり詰め込み過ぎだし、しかも疑似ステレオなので音は甚だよくない。

だが、そんないきさつと、この演奏でこの3曲全曲を初めて知ったので、今でも愛着のあるレコード。

結局そのまま棚に残すことにした。

その流れで第1番も聴いてみた。第2番とのカップリングの東芝EMIの廉価盤疑似ステLP.

速いテンポの中で力強く雄大に仕上げたまさにベートーヴェンの音楽が鳴っている。
こちらも素晴らしい名演だ。

だがモノラルのCDがあるのでそちらを採ることにする。


Youtubeはモーツァルトのホルン協奏曲第1番、ブレインのソロとカラヤン&フィルハーモニア管

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