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2014年11月に作成された記事

2014年11月29日 (土)

ステーン=ノックレベルクのグリーグ

週末土曜日は風雨強し、一時は台風並みの風が吹いた。

昨日からは体調すぐれず全身に力が入らない。熱はないので風邪ではないようだ。
金曜は仕事を早退今日も一日、午前中に母を病院に送ったほかは家で静かにしていた。

こんな日は静かにグリーグ。

ナクソスから出ているステーン=ノックレベルクのピアノ曲全集から、「ノルウェーの旋律」を聴いていた。

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民謡や有名な旋律を断片的にピアノ曲として編んだ曲集で、なぜかイギリス国歌の旋律まで入っている。
全て1分前後の小曲ばかり。

ピアノのほか、ハルモニウム、クラヴィコードなどの様々な楽器を弾き分けている。
ピアノも素朴な響きの当時の楽器を使っているのかもしれない。
曲によってはナレーションも入る。

なぜかピアノのピッチが全体に高いようだ。


Youtubeはノックレベルクの弾くグリーグの「ノクターン」

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2014年11月28日 (金)

本日の練習、「トスカ」2,3幕そしてカザルスのバッハ

本日午後から雨模様。明日も予報は雨。結局今週快晴だった日は昨日のみになりそうだ。
昨日はっきり見えた真白き富士には傘雲がかかっていた。

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今日は全身疲労が蓄積。仕事は早退させていただいた。
職場内では風邪の流行の気配。

昨日はオケの練習日。場所は市民文化センター小ホール。
仕事が長引き、到着すると会場では第二幕の半ば付近。

月曜の合唱付きの集中練習が仕事で欠席だったので、ちょいと出遅れ気分。
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今回はハープも入り、新しいエキストラも何人かが参加。本格的な響きの中での練習となった。
小崎先生の指導は、譜面に書かれていないプッチーニの約束事の確認が主なもの。


自分としては未だに曲のペースを掴めずにいるのがもどかしい。

帰宅後聴いたのは、カザルス指揮マールボロ音楽祭管弦楽団によるバッハの管弦楽組曲の2番と3番。CBSソニーの国内盤LP.

この演奏を始めて聴いたのは高校生の頃だった。
ゴツゴツした無愛想な演奏の印象が強く、そのまま敬して遠ざかっていた演奏。
何年か前にいただいた何枚かのLPの中に入っていての再聴。
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密度の濃い力強い音に、カザルスとオケの気迫がモロに出ている。
かつての自分は、聞き手に媚びない技術を越えたこの熱さが、粗い演奏のように聞こえたのだと思う。

今まで気づかなかったが、オケのひとりひとりのカザルスとバッハへの畏敬の念が、時代を超えて伝わってくる感動的な演奏だ。

大柄で19世紀風の古いタイプのバッハ。 どのようなスタイルでも受け入れることができる、バッハの音楽の懐の深さをあらためて確認。

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2014年11月26日 (水)

フレーニのプッチーニ・オペラアリア集

曇り時々雨。

睡眠不如意で今日は朝から頭が鈍くなっているのを自覚。 午後から重要な来客2件。
帰りに寄ったスーパーでは早くも正月飾りが店頭に並んでいた。

帰宅後聴いたのはミッラ・フレーニのプッチーニ・オペラアリア集。
1960年代初めの録音で、フレーニのキャリアの初期、30歳代のアリア集。
曲はプッチーニの「ボエーム」「マノンレスコー」「トスカ」「トゥーランドット」「蝶々夫人」などの有名なアリアを集めた1枚。東芝EMIの国内盤LP。

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「ボエーム」のみはシッパーズ指揮の全曲盤から取られている。

若々しくも可憐なフレーニの声、後の貫録のあるフレーニとは異なるリリカルでコケティッシュな声が魅力的だ。


ここでの伴奏指揮のレオーネ・マジエラは、フレーニ、パヴァロッティと幼馴染。
伴奏ピアニストとしても名高く、フレーニの最初の夫だった人だ。

彼はパヴァロッティの最後の舞台となった、トリノ冬季オリンピック開会式での伴奏指揮も務めている。

Youtubeは若き日のフレーニとパヴァロッティの「ラ・ボエーム」。スリムなパヴァロッティ。

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2014年11月25日 (火)

アファナシエフの恐ろしいショパン

本日朝から雨模様。

早めに出勤して先週からの対応に追われる一日。
夕方から大きな会議。

帰りの車中でアファナシエフのショパンを聴いていた。
2009年武蔵野でのライヴの若林工房盤のCD.

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曲は、ワルツ イ短調 作品34の2 《華麗なるワルツ》ワルツ ヘ短調 作品70の2 ワルツ 変イ長調 作品69の1 《告別》ワルツ ロ短調 作品69の2 ワルツ 嬰ハ短調 作品64の2と 第1番、 第2番、 第4番のポロネーズ。


ぞっとするような硬く冷たい音と、極限まで研ぎ澄まされたかのような無機質なショパン。

冷たい雨の滴が車のフロントガラスに当たっては流れていく夜道。
しばし思考は凍りついたまま・・・・
これは恐ろしい演奏でした。

続きを読む "アファナシエフの恐ろしいショパン"

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2014年11月24日 (月)

プラネスのラヴェル、クライバーンのドビュッシー

振替休日の月曜は急遽仕事となり、予定していたオケの練習は痛恨の欠席。
今日は合唱合わせの大切な日だったのだが、緊急事態故にやむなし。

昨日は下の娘の祝い事で、親戚を集めて狩野川のほとりのリバーサイドホテルで夕食会。
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日柄もよく、結婚式などでホテルの宴会場は満室状態。

S20141123_190549 キープできた部屋の名は「シンフォニア」。
狩野川の夜景が眺められる良い部屋だった。
花火を上げてくれて、それを機会にお開きとした。


手がぶれて撮った写真が岡本太郎の作品みたいになってしまった。


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聴いた音楽は、先日友人から譲り受けたプラネスのラヴェルとクライバーンのドビュッシー。

ドビュッシーで名演を聴かせたプラネスのラヴェル。
1980年狭山でのスタジオ録音で、曲は「鏡」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「ソナチネ」の3曲。
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DENONから出ていたPCM録音のLP.

プラネスの師匠はラヴェルの直弟子だったフェヴリエだ。
硬質の輝きを持った美しい音色に暖かさも感じられるプラネス独特の音。
これはこれで楽しめる演奏だが、他の名演と比べると個性が薄くドビュッシーほどのインパクトは受けなかった。


そしてもう一枚はクライバーンのドビュッシー。
RCAへの1972年録音。
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44歳で引退してしまったクライバーンの演奏者として晩年に属する演奏。

曲は「オクターヴのために」「月の光がふりそそぐテラス」「月の光」 「 レントよりも遅く」「雨の庭」「夢」「水に映る影」「花火」「 亜麻色の髪の乙女」 「グラナダの夕べ」「 喜びの島」

「オクターヴのために」で始まる選曲に「おっ!?」と思ったものの、ムード音楽のような「月の光」あたりからもういけない。

プラネスの技巧とは比べるべくもないが、技巧的に難しくない曲でも精神的に格闘しながら弾いているのが感じられて痛々しい。


41ds3g7ce1l Prmaki2002img600x450138710031161f6e 沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」にボールトの演奏の感想をアップしました。


Youtubeはクライバーンの弾く「夢」

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2014年11月22日 (土)

ラヴェルのオペラ「子供と魔法」

巷は三連休、勤労に感謝しつつ仕事も含め公私ともに多忙な三日間。
今日の夕方、手前から香貫山、愛鷹山、富士山。

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  秋から冬に着実に向かっている。
Thumb 高級な飛騨牛をいただいたので今日の夕食は「すきやき」。

夜10時過ぎに長野を震源地とする大きな地震。
御嶽山の噴火と無関係ではないだろう。

そういえば、今月初めの県内同業者の方と話をしていたことを思い出した。


山登りが趣味のその人は、噴火の当日御嶽山に夫婦で登る予定を立てていたのだが、当日奥様が突然原因不明の腹痛に襲われ、出発を日延べしたのだという。
人生一瞬先のことはわからない。


今週はハードな週で、今日もその余韻が残り休んだ実感はなし。


音楽はラヴェルのオペラ、「子供の魔法」を聴いていた。
プレヴィン指揮ロンドン響の独逸EMI盤LP.

演奏時間一時間弱のオペラ。
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「ダフニスとクロエ」全曲とほぼ同じ巨大な編成ながら、ラヴェルの絶妙のオーケストレーションで繊細さと穏やかなメルヘンの世界を描き出した名作だ。

プレヴィンにこの種の作品を振らせたら抜群にうまい。
Img_7463_2 ジリ・キリアンがバレー化した映像に使われたマゼールの演奏が一番好きな演奏だけれど、このプレヴインはその次に位置するもの。

  「さようなら、羊飼いの娘たちよ!」の儚くももの憂げな歌わせ方など秀逸だ。

この曲は、歌詞の中に当時世界的に知られていた俳優早川雪州やハラキリなどの日本語が出てくることで知られる。





Youtubeは「子供と魔法」、ジリ・キリアン振付のバレー版。マゼールの演奏。

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2014年11月21日 (金)

カルマス版のトスカ

厳しい一週間がようやく終わる。
まだまだ年末へ向けて大きな山場ばかり。

高校時代からのおなじみのイタリアンレストラン「ボルカノ」に、「トスカ」のチラシの店内掲示をお願いした。
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イタリア人?の若奥様が「facebookでよくこの「トスカ」の話を見ますよ」と言ってくれた。
D0121374_23151397 隠れたファンがここにもいた。

昨日はオケの練習日。

会場は市民文化センター大ホールの小崎先生の指揮。

今回は出席率の低かった金管群も揃い、第一幕を金管をターゲットにしながら通し練習。

福岡の「トスカ」公演も終わり小崎先生はますますハイテンション。

木管パート内でパート譜のとんでもない間違いが見つかり騒ぎとなっているようだ。

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使用譜のカルマス版の常で、故意にミスプリをしているような部分も有り要注意。
自分のパートは休みが長く、何度指揮を見て数えてもあい変らず同じところで落ちている。

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これは休みの小節数のミスプリがあるのかもしれない。
自分もスコアと照合する必要がありそうだ。

本番まであと一か月を切った。
今頃こんなことで良いのだろうか。

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2014年11月19日 (水)

市河彦太郎「文化と外交」

本日晴れて穏やかな一日。

先週から来月初めまで厳しい毎日が続く。

市河彦太郎の「文化と外交」(岡倉書房 昭和14年)をオークションで入手。 この本の実物は地元の図書館で中身を見ていたが、ようやく入手できた。
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市河彦太郎は昭和初期の外交官。フィンランド公使の時に、住居がシベリウスの次女の隣だったこともあり、おそらくシベリウス本人と最も深い関係のあった日本人。

市河彦太郎は旧制沼津中学校、東京大学法学部卒業。 外交官として上海、マカオ、ニューヨーク、カルカッタ、フィンランドへ赴任。 外務省文化事業部第三課長、同第二課長の後イラン特命全権大使。
昭和21年4月、森田豊寿の衆議院議員選挙の応援演説中に倒れ急逝。享年50歳。


日本の文学書を「たんぽぽ文庫」と称して赴任先の海外の図書館に寄贈。 妻は後藤新平の孫。 エスペラント語にも堪能、音楽にも詳しくエッチングやペン画もたしなむ大変な教養人だった。

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市河彦太郎のフィンランド公使はスゥエーデン大使館の出先のような存在で、フィンランド在住の日本人は、市河夫妻以外はほとんどいない状態だったらしい。
この「文化と外交」にはシベリウスと初めて会った時のエピソードが書かれている。


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今日聴いた音楽はバッハの「ゴールドベルク変奏曲」
ピヒト・アクセンフェルトのハープシコードによるエラート原盤の国内盤LP.

アニー・フィッシャーにも似た端正にして格調の高いバッハ。
多彩な音色で楽しませてくれる名演だ。

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2014年11月17日 (月)

森銑三「伝記文学 初雁 」

新たな週は曇り空。
今週はいろいろと難題が待ち受けていて自分の気分も曇り空。
昨日夜から部屋に暖房を入れている。

最近娘は友人とバンドを結成。
何故か家内もメンバーに加わり、昨日は朝から練習に出かけて行った。

自分は家に残り、部屋の片づけやら物置に放置していた古い自転車を直しているうちに、あっという間に正午過ぎ。
休日は時間が経つのが早いもの。

書棚から処分する本を抜き出しているうちに、「伝記文学 初雁 」森銑三著が目に入った。購入したのは1990年。20年以上前に買ったまま読まずに放置していた本。

文庫本としては高価な講談社学術文庫で、当時何故この本を買ったのかも記憶にない。 パラパラとめくっているうちにもう夢中。

文庫本の説明には


「堀部安兵衛、渡辺崋山、南方熊楠ら著名の人物から、名もない武家娘や流刑の咎人まで。読む人たれの心にも、懐しさが沁み入るように満ちてきて感銘が深い。 どの一編も拠るべき確実な史料にのみ基いて叙述されており、世に名高き森史学の人物研究中、白眉の名編である。」


とある。

江戸時代の、あまり知られていない断片的な歴史的史料を発掘して紹介したもの。

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無名の江戸の庶民や市井の人々の姿が生き生きと見事に現代に蘇っている名品だ。


島流しとなった流人の体験譚や、川路 聖謨の日記に書かれた四歳になる家来の娘のエピソードなど、読んでいて思わず癒される。


赤穂浪士の討ち入りの前日に秋田から上京し、たまたま泉岳寺に逗留していた19歳の若い僧の見た、討ち入り直後の義士たちや大石内蔵助の様子など、あたかも数日前に起こったかのような生々しくも一流のレポートになっている。


14歳の時に、乞食をしながら江戸から伊勢まで旅をした勝海舟の父、勝小吉の放浪譚は、勝小吉の著名な自叙伝「夢酔独言」にだぶる部分もあるけれど、コンパクトにまとめられて読みやすい。


全編、江戸の人々たちが貧しい中でも心を通わせながら互いに助け合い精いっぱい生きている様子が見事に伝わっている。

今の日本人が失ってしまったものはあまりにも大きい。


今年生誕百年のハンガリーの女流ピアニスト、アニー・フィッシャーの弾くモーツァルトを聴いていた。
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曲はピアノ協奏曲第24番と27番の2曲。1966年録音。
伴奏はエフレム・クルツ指揮のニューフィルハーモニア管による英EMIのCD。

一点の曇りのない蒼い空を仰ぎ見るような爽やかさと、格調の高さを兼ね備えたフィッシャーのピアノ。
張りつめた緊張感とドラマティックさの中に、悲劇的な美しさの感じられるクルツの伴奏が非常に良く、24番序奏部分のヴァイオリンなど息を呑むような素晴らしさだ。

24番のカデンツァは初めて聴くもの。 フィッシャーのオリジナルなんだろうか?
Youtubeはアニー・フィッシャーの弾くベートーヴェンの3番のコンチェルト。来日時の演奏。

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2014年11月15日 (土)

ウイノグラードのコンサートマーチ集

週末休み。今日も良い天気だが風もなく暖かくて典型的な小春日和の一日。

最近朝になると、黄色い美しい鳥がポコのそばに来ている。
名は「キセキレイ」、水辺で良く見られる鳥だという。
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午前中は畑に出て耕耘機で土を耕して玉ねぎつくりの下地作り、その後衣類の夏物を片付けたりストーヴを出したりと来る冬への準備。

Sdsc02085 娘は研修、家内は実家の母を連れて隣町の伊豆の国市にある農業高校の収穫祭へ行き、高校生が作ったトマトやパン、フレッシュなミルクから作られた濃厚なチーズを使ったピザなどを買ってきた。
いずれも誠実で正直な味、非常に美味だった。
 
日本で最初のパンは、幕末伊豆一帯を治めていた代官の江川坦庵が幕府が組織していた西洋式軍隊の携行食糧として焼いたものだという。
自分はブックオフに行ったりしていた。

そこではお世話になっている佐藤三武朗先生の小説「海が消える」その他、池宮彰一郎の短編集、武田百合子の紀行など。

CDコーナーではほぼ毎週の500円以下半額セール中。
7007Liederrecitalrenatobrusoncdcoverart こちらではアファナシエフの2009年武蔵野ライヴのショパン「ワルツ集」。
 
バリトンのレナータ・ブルゾンの「カロミオベン」ほかの軽い曲を集めた1991年サントリーホールでのライヴCDKoch盤。


2枚で500円。

帰宅後聴いていたのはアーサー・ウイノグラード指揮ヴィルトオーゾ・オブ・ロンドンによる、 「MARCHES FOR CHILDREN」というアルバム。

シューベルトの軍隊行進曲、ベートーヴェンのトルコ行進曲、威風堂々第1番、ピエルネの鉛の兵隊の行進のほか、プロコフィエフやチャイコフスキー、グリーグなどの比較的有名なコンサート・マーチ10曲を集めたもの。
米オーディオフィディリティのLP.

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ウィノグラードはボストン響やNBC響のチェロ奏者の後、ジュリアード弦楽四重奏団の創設期のチェロ奏者だった人物。
指揮者としてはバーミンガム市響の音楽監督だった。
手持ちではLP初期のMGM盤で、コープランドの劇場のための音楽などを収録した盤がある。

このマーチ集はきっちりとした格調の高い演奏だった。

シューベルトは今まで聴いたことがない独自のオケ編曲版。
トルコ行進曲のトルキッシュで軽妙な味わいもなかなか良い。

オケはロンドンの腕利きのフリーランサーを集めた団体で、お国ものの「威風堂々」も堂々とした出来だ。
ピエルネの「鉛の兵隊の行進」はオケ版に意外と良い演奏がないので貴重。

オーディオフィディリティは、世界初のステレオレコードを発売したアメリカのマイナーレーベル。
音は鮮明で華やかだが、多少ドンシャリ気味でフォルティシモでのデリカシーには欠ける。

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2014年11月14日 (金)

本日の練習、リハーサル室で

昨日までの強風は収まり今日は朝から良く晴れた。
気温は低くここ一番の冷え込み。

北海道ではまとまった雪となった。

水曜は午後から県内同業者を集めての会議。そして夜は組織内関係者の飲み会があり二次会の居酒屋まで付き合って帰宅は11時頃。

そして昨日の夜はオケの練習。

場所は市民文化センターの小ホールが確保できず地下のリハーサル室。
とにかく狭いので弦楽器、木管+ホルンに限定の練習となった。

指揮は16日に福岡の本番を控えた小崎先生の指揮で第1幕から。
沼響旗揚げの場所とはいえとにかく狭く音が聴きにくいのが難。

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音の骨格は整っては来たものの、合わせていて何か隙間風のようなものがあり、これは声楽が入っていないだけではないようだ。

合奏の充実感がない。何かが足りない。

コントラバスの固定メンバーがいないのが痛い。

目の前には「トスカ」の巨大な壁。

本番まであと一か月。

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2014年11月11日 (火)

ラホニのスッペ「序曲集」

曇りの時々雨。午前中は細かな雨混じりの冷たい風が吹いていた一日。
昨日仕事で御殿場に行ったところ夕方沼津よりもかなり冷えていた。
まもなく冬の到来の予感。

今日はステファン・ラフォニ指揮のポーランド放送管によるスッペ序曲集。
ポーランド・ムザ原盤の日本コロンビア盤。
70年初頭に発売されたLPで、千円盤のタスキが懐かしい。

曲は「軽騎兵」「詩人と農夫」の定番曲のほか、「ウィーンの朝昼晩」「美しきガラティア」 「ボッカチオ」「スペードの女王」など計6曲を収録。

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このLPは新譜発売当時にリアルタイムで目撃している。

曲は魅力的であったもののあまりにも無名の演奏家だったので、当時中学生の自分の限られた小遣いで買う中の選択肢からは全く外れていたレコード。

2か月前にリサイクルショップで見つけ、懐かしさのあまり購入したもの。 税抜200円。

ジャケットに多少のシミはあるものの、40年の歳月が経ったとはとても思えないほど新品同様のピッカピカ。 中身も聴いた形跡がないほど真新しい光沢を放っていた。
この種の軽い曲の入ったLPは、ぞんざいに扱われたりしている場合が多くて、意外に程度の良いものが少ない。


「軽騎兵」の最初のトランペットのファンファーレからして、ヨーロッパの片田舎に駐屯している軍楽隊の響き。 軽快さとローカルな風味が絶妙にブレンドされていて実に良い雰囲気だ。

「ボッカチオ」や「スペードの女王」などマイナーな曲も楽しさいっぱいの演奏。

スッペの序曲集は、カラヤンやショルティのようにスーパーオケを駆使した立派な演奏もあるが、このラホニの味のある演奏は独自の存在感を誇りうるもの。
Youtubeは2013年、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートから「軽騎兵」序曲。
ウエルザー・メストの指揮

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2014年11月 9日 (日)

デ・ブルゴスのスペインもの

曇り、時々雨がぱらつく日曜日。
こんな日は不要な本や雑貨を片付けたり一日家で大人しくしていた。

音盤仕訳は、今年亡くなったスペインの指揮者、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスのスペインものから。

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今年はデ・ブルゴスのほかにアバド、マゼール、アルブレヒトなど1930年代生まれの指揮者がポロポロと逝ってしまった。
さらにブリュッヘンとホグウッドまでも・・・

デ・ブルゴスはスペイン国立管の来日公演の実演を聴くことができた。
 
ラローチャをソリストとして迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番と「春の祭典」のプログラムだった。

この時はラローチャのピアノが非常に良かったのと、「春の祭典」の冒頭ファゴットが指揮棒を振り下してもなかなか音が出なくてハラハラした記憶が強烈だが、「春の祭典」の演奏そのものも緻密して豪快な演奏だった。
そしてアンコールでスペインものばかり5曲ぐらい演奏してくれたのがありがたかった。
まさにお国もののノリノリの演奏、客席も多いに沸いていた。


今日聴いたのは、デ・ブルゴス指揮パリ音楽院管による「スペインの庭の夜」、ピアノソロはゴンサノ・ソリアーノ。

1962年録音でデ・ブルゴスはラローチャと再録音をしている。

冒頭の、ギターのトレモロを思い浮かべるような弦楽器のトレモロに乗って登場するピアノのアルペジョ。
エキゾティックで南国風のけだるい雰囲気がなんとも心地よい。

ソリアーノのピアノとデ・ブルゴスの指揮もまさにスペインの血が感じられるもの。

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この演奏の手持ちが国内盤でなんと3種もあった。
全て東芝EMIで、最初に買ったのは70年代半ばのセラフィムの廉価盤シリーズで、ヴァンデルノート指揮パリ音楽院管の「恋は魔術師」とのカップリング。
そして同じくファリアのハープシコード協奏曲とのカップリングでAA5456の赤い盤質のいわゆる赤盤。

そしてもう一枚はAA9878でこちらは、ホセ・イトウルビの弾くアルベニスやグラナドスのピアノ曲数曲とのカップリング。
音は同じ東芝盤ながら意外に3種とも大きく異なっていた。

赤盤が最も鮮明、比べるとセラフィムの廉価盤はかなり音が甘い。

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もう一枚はその中間ぐらいだが、カップリングのイトウルビの弾くアルベニスが非常に良いので、赤盤と一緒に残すことにした。

セラフィム盤でカップリングされているヴァンデルノート指揮の「恋は魔術師」は、初出のLPが別に有るので、こちらを外すことにする。


Youtubeはデ・ブルゴスのファリァ「恋は魔術師」

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2014年11月 8日 (土)

舞楽「陵王」とエンゲルのモーツァルト

地元江の浦の住吉神社による雅楽と舞楽「陵王」が披露されるということで、今週末も沼津御用邸に行ってきた。
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今日は観光バスも3台ほど来ていて御用邸内も賑っていた。

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住吉神社の神主の奥様が娘の小学校時代のクラス担任だったこともあり、娘も連れて行き会場でご挨拶。

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地元の人たちの本格的な雅楽、舞楽「陵王」では見事な衣装と風格豊かな舞を堪能。


頭上の松林を吹き抜ける風に松籟を合わせて聴く。

その後家内と娘と三人で近くの「Café Su-ha」でランチ。

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ここはベトナムやタイあたりのアジアン料理を出すお店。

出てきたものは「ワンタンと青葉のフォー」や「ベトナム風五目混ぜごはん」など。
この手の店はあまり詳しくないが、この雑然とした盛り付けがアジアンなんだろう。

Sdsc02070 お店の雰囲気は良いのだけれど。

これでドリンク付きとはいえ千円は高いのではなかろうか。





音楽はカール・エンゲルの弾くモーツァルトを聴いていた。

ピアノ協奏曲第23番と第24番のカップリングで伴奏はJanos Furst指揮するリスボンのグルベキアン管弦楽団。仏LYRINXのCD。

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暖かく暖色系のモーツァルト。

澱みなく流れる音の粒。
Janos Furstの伴奏も非常に良い。

なお第23番のフィナーレには、ホロヴィッツの演奏と同じ改変がある。

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2014年11月 7日 (金)

本日の練習、「トスカ」1幕再び、レコードコンサートも「トスカ」

晴れのち曇り本日立冬、昨日より多少暖かい。このところの気温の大きな変化で風邪が周囲で流行り気味。

昨日はオケの練習日。
1403422773_e1_2 今回の「トスカ」は、11月16日に福岡市民オーケストラが同一キャストで公演をおこなう。



福岡の公演が迫り、今週と来週の練習は小崎先生が福岡のためにインペクのF君の指揮。

練習は第1幕の最初から。

部分的に危ない箇所を中心に進めていくものの、危ない箇所が多すぎて遅々として進まず。

2時間の練習でようやく第一幕終盤のテ・デウム手前まで。

歌手に合わせて小節が伸びたり縮んだり。楽譜通りにいかないところがプッチーニの難しいところ。


シンフォニーとはあまりに勝手が違い、いろいろな音源を聴いてもますます混乱するばかりだ。

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練習が進み曲の内容が判るにつれて、「トスカ」の底知れぬ難しさがわかってきた。

刻々と迫る本番。あと1か月ちょっと。


そして今宵は、市民文化センター主催のクラシックレコードコンサートの解説。

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   仕事を早退して会場の市民文化センター第3練習室へ急ぐ。


この催し物の企画解説に携わって30年を超えた。

始めた当時の自分は就職したての20代。




30年の間使用していた会場のJBLのスピーカー「4343」はレストアが終わり、かつての美音が蘇ってきたが、自分はレストアできず劣化が進む一方だ。




多少なりと「トスカ」公演のチケットを買っていただいた方への事前予習、そして買ってない方への宣伝になればよいと思って、曲はこちらも「トスカ」を取り上げた。




解説はプッチーニのこと、あらすじ、時代背景、歌手の特徴エトセトラ。
そして練習していての感想など。

S20141107_182256 終わったあと、何人かの方から声をかけられた。

「沼響のトスカ買いました。参考になりました」
「トスカのチケット買います・・・」

嬉しかったな。

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2014年11月 5日 (水)

フルトヴェングラーのLHMV盤

気温も下がりクールビズは終了。
自分の居るオフィスは熱が滞留する場所らしく午後になると暑くなってくる。
デスク上では持参したUSBミニ扇風機が未だ作動中。

職場の同輩にして高校の同級生からLPを何枚か譲り受けた。

彼とは高校時代同じクラスで、お互いよく知っている仲だが、音楽の話はしたことがなかったので意外な話だった。

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聞いてみると彼の父君が聴いていたレコードで、もう古いしプレーヤーもないし捨てようとしたら私の顔が浮かんだという。

最近その手の話が年に一度くらいのペースであって、ほとんどの方はいわゆるマニアではなく普通の音楽好きの方。

Sdsc02019 自然と同じような音源が多く、手持ちと盛大にダブったりするけれども、置き場所に困るような出版社が出していた名曲大全集の類以外は、ありがたく頂戴することにしている。

友人から職場で受け取った紙袋に入ったLP10数枚。

中身を見て、いきなりフルトヴェングラーのLHMV番号の米RCA盤LP2枚が出てきて吃驚。

曲は「田園」と、メニューインのソロでのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。

LHMV盤は1954年から1956年の間に米RCAから発売されたモノラル期の初期LP。

Sdsc02026 Sdsc02030 シュナーベルの弾くベートーヴェンから、ピアノ協奏曲の第2、4番のカップリングと第3番。

そしてコルトー弾くシューマンのピアノ協奏曲と、シャリアピンの歌曲、アリア集でいずれも東芝のGR盤。


同じくシュナーベルではピアノソナタの「告別」「熱情」その他のカップリング.

Sdsc02023 Sdsc02031 ハスキルの弾くモーツァルト、ピアノ協奏曲第19番、第20番のウエストミンスターへの録音国内盤。

オールドファンのコレクションによく常駐しているクライバーンのレコードもあり、 これがよくあるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番ではなく、ドビュッシーのピアノ曲集だった。

Sdsc02020 Sdsc02022 これらのモノラルの錚々たる名盤の中で、比較的新しいデジタル録音の、プラネスのラヴェルのピアノ曲集が入っていた。 

他にはカザルスが指揮したバッハの管弦楽組曲第2,3番、アンチェル指揮チェコフィルの「新世界より」など。

厳選された名曲名演の大人のレコードコレクションでありました。
大切に聞かせていただきます。

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2014年11月 4日 (火)

ミラノフ、ビヨルリンクの「トスカ」

11月に入り秋も深まってきた。昨日は文化の日。

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三連休最終日の月曜は天気も良く、近くの沼津御用邸記念公園へ家内と一緒に行ってみた。
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毎年この時期は菊華展と、「松籟の宴」と称してさまざまなイベントと沼津の名店が出店を開いている「松間の饗宴」が開かれている。
数年前までは菊華展があると、観光バスツァー客がいたものだが、今年は一台も観光バスは見かけなかった。
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松間の饗宴」ではチケットを購入して、御用邸の松林の中で海風を聞きながらの食事ができることになっている。
今年は「山正」のチラシ丼や、「麦豚工房石塚」のウィンナー盛り合わせ、
デザートに「SU-HA」の生春巻きにタピオカプリンなどを晴れた青空の下でいただいた。
ふと横を見ると母が友人と山正のチラシを食べていた。

Sdsc02010 園内の「歴史民俗資料館」で開催中の「白隠禅画展」を見て後、イベント会場へ行くと琴の演奏。
そして主菓子と薄茶のサービス先着200名。
琴と松籟の音を聞きながらいただくお茶もまたオツなもの。
Sdsc02005 Sdsc02006_2 すぐ近くは駿河湾。地元の人たちが海岸でとんび凧を揚げていた。
   これもイベントのひとつ。










今宵は、沼響が12月の公演へ向けて練習中の「トスカ」を聴いていた。
トスカニーニの録音に数多く登場するジンカ・ミラノフの「トスカ」、大歌手ユッシ・ビヨルリンクの「カヴァラドッシ」にメトの大御所レナード・ウォーレンの「スカルピア」その他の歌手にエーリヒ・ラインスドルフ指揮のローマ歌劇場管によるもの。1957年RCAへの録音。

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手持ちは70年代に出たRCAのクラシカルグランプリシリーズの廉価盤LP2枚組.
その当時千円盤で買える唯一の「トスカ」だった。

近所のリサイクルショップで、ゴミのように扱われていたのを救出。100円だった。

ミラノフには同じ年のコヴェントガーデンでのライヴもあるが、こちらのスタジオ録音はステレオ録音。
幾分憂いを含んだミラノフのトスカは強烈な自己主張はないものの、美しい歌唱で悲劇的なヒロインの役柄に合っていると思う。

奇しくもこの録音3年後の同じ年1960年に49歳の若さで亡くなった二人の名歌手、ビヨルリンクとワーレンの二人が実に素晴らしい。

重厚に歌い上げるワーレンのテ・デウムなどはすごい迫力だ。

ラインスドルフの指揮は劇的でドラマティック、輝かしく豪快にオケをドライブした見事な出来だ。

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2014年11月 2日 (日)

リステンパルトのモーツァルト、セレナーデ第4番

三連休中日。今日も雨模様。

今日は午後から池上彰氏の講演会に家内と母とで行っていた。
場所はプラザヴェルデ。
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演題は「世界の環境問題と今できること」

池上氏がお父さん役で出演していたNHKで、「週刊こどもニュース」のお母さん役だった林マヤも出演。

講演会は三部形式、第一部は池上氏の「環境関係」のプチ講演が一時間余り。

第二部は林マヤのエコ生活と称して自らの菜園と、端切れを使ったクッションやバッグの紹介、
10455688_663949947057729_8942439039 第三部は二人が登場して、事前に受けていた質問に答えるというもの。

第一部の講演はデング熱やマラリアの話を導入にして、地球温暖化についてわかりやすい語り口で解説。

あまり目新しい話がなかったので途中で眠くなってしまいました。


第二部の林マヤの話はエコの話よりも、自らの生い立ちやパリコレのファッションモデル時代のエピソード、自らの菜園で育てている西洋野菜の数々の紹介はオシャレで面白い。

Photo 池上氏の多少固めの話からぐっと軽い話になって、会場もリラックス。


彼女がエコのために常に持ち歩いているという箸のひとつが、娘の愛用しているものと同じものでびっくり。

これは家内の従妹が経営している会社が輸入代理店で、フランスから輸入したものなのだ。



最後に紹介された地球ビー玉も欲しくなった。

第三部の質問コーナーでは、地球温暖化、原発再稼働、メタンハイドレード、富士山爆発など身近な問題が取り上げられていた。
原発再稼働については、微妙な問題なだけに、さすがに氏は自らの影響力を慮ってか、賛成反対の両者の理由を挙げる程度で明言を避けていた。

この中で、氏がフィンランドの使用済み核燃料最終処分場を見学した時の話が出た。

原発の恩恵を受けている現在のフィンランド国民が、十分にその意義を理解したうえで最終処分場の場所を決め、10万年後の人類のために真剣に考えている話が聞けたことがこの日最大の収穫。


音盤仕分け、今日はリステンパルトのモーツァルト。

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セレナーデ第4番と三つの行進曲。仏クラブ・ドウ・フランス原盤の録音で、手持ちは日本コロンビアが70年代初めに出した廉価盤LPと、米ノンサッチのLP.

こちらもパイヤールの「水上の音楽」同様、国内盤の穏やかな音はこれだけを聴く分には、不満は感じない。

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ところがノンサッチ盤だと、ザール室内管の幾分ざらっとした素朴な味わいがよく出ている。

それでいて現代的で明快なリステンパルトの解釈もよくわかる。


これはノンサッチ盤を採用。

Youtubeはリステンパルト指揮でバッハのフルートとヴァイオリンのための協奏曲

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2014年11月 1日 (土)

セル、ロンドン響のチャイコフスキー

今日から11月、そして雨。
午前中は畑の蜜柑を持って、今年100歳となった大叔母のひ孫の七五三のお祝いを届けに裾野市へ。

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大叔母は実家の蜜柑を見て素直に喜んでくれた。足腰は弱ったが100歳となっても頭脳明晰。
そしてそのまま、家内の実家に行き昼食。


昨年上の娘のために買ったネットブックの調子が悪く、購入先のPCDEPOで診てもらっていた。
購入当初からスペックが低く今時考えられないような遅さで、買ったことを深く後悔していたのだが、1年ちょっとで動かなくなってしまった。
10 診てもらったところ特にハード上では問題ないということだが、現に電源が立ち上がってもすぐに落ちている。

なんとかしてくれと店員に行ったところ、「再設定してみます」とのこと。
1万円で引き取りますという話もあったものの、NML専用として使いたかったので、とにかくやってみることにした。


手数料を五千円も取られた。

再設定で前よりも多少早くなった気がするが、キーボード入力すると一瞬の間を置いて文字変換されるのがなんともスロウ。

店員に尋ねたところ、ネットブックはこんなものだという。
商品として成り立っていない全くつまらぬ買い物をしたものだ。
今日の音盤仕分けはセルのチャイコフスキー。

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英DECCAへの録音で交響曲第4番、オケはロンドン響。

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手持ちはキングレコードが出していたSLC規格の日本初出盤とSPA番号の英DECCA盤。
Sdsc01805 ロンドン響の輝かしいブラスの響きとセルの引き締まった指揮が聞きもの。


息詰まる興奮を盛り上げるフィナーレなど見事なものだ。

この2枚では音に品と新しさの感じられる英盤が圧倒的に良い。

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沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」にバルビローリ指揮ハレ管の感想をアップしました。
 

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