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2014年12月21日 (日)

マックス・ルドルフのモーツァルト

晴れいつものように強風の続く一日。師走も後半となりいろいろと忘年会が続く季節。

昨日は職場の有志10数名と伊豆長岡温泉に一泊。

昼間は何かと所用が有り、強い雨の中夜の宴会の始まる30分ほど前に到着。
とにかく宴会前に一風呂浴びようと大浴場で10分ほどのカラスの行水。
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宴会場へ入ると、ほとんどのメンバーは3時ごろからの0次会とやらで、ほどよい色艶に顔が染まっていた。

有志とはいえ部門全体からの集まりなので、この4月異動の自分には初めて会話を交わす人も数人。
とにかく飲んで騒いで途中でラーメンを食べたりして就寝は1時過ぎ。

今朝は朝早く目が覚めた。

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ゆっくり温泉に浸かり、窓の外を見ると宿の庭園の池には大きな白鷺が舞い降りていた。

今日はマックス・ルドルフ指揮のシンシナティ響によるモーツァルトを聴いていた。
米DECCA原盤の国内盤LPで、曲は「ポストホルン」に交響曲第28番というもの。

一か月ほど前に立ち寄ったリサイクルショップのLPジャンクコーナーで、100円で売られていたもの。
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マックス・ルドルフの国内盤は珍しかったので迷わず購入。100円だし。
どうやら1966年のシンシナティ響の来日時の来日記念盤だったようだ。

マックス・ルドルフといえば「指揮法」の著書があり、実際に残された録音よりもこちらの方が有名なくらい。
自分もかなり前に古書店で原著を見つけ購入したものの、書架の肥やしになってしまっている。

Sdsc02447 ルドルフの自分の手持ち音源はMCAから出ていた「エロイカ」のCDくらい。

そしてこのモーツァルト。

涼風が吹き抜けるような爽やかなモーツァルトで非常に良い演奏だった。

「ポストホルン」どちらかというと苦手な曲で、ジョージ・セルの名演を聴いても途中で眠くなってしまうほどだが、この演奏は、アメリカのオケらしからぬ渋めの音色と幾分早めのテンポが絶妙なバランスで、心地よい時間を過ごすことができた。(眠くならなかった)

交響曲も同傾向の名演だ。

ルドルフ著の「指揮法」にはジョージ・セルが賛辞を書いている。

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ルドルフの来日時の評判はどうだったのだろうか?

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