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2014年12月22日 (月)

スタインバーグ、マーラー版の第九

今年もいよいよ実働一週間。

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今日は冬至。風は強く仕事場から見える富士も冬の厳しい姿。
こんな日は畑で採れた南瓜を食し温かな柚子湯につかる。

Sdsc02450 今年の音盤購入は最盛期には及ばないものの購入枚数は昨年より増えた。

大部分がいただきもののLPだったり、リサイクルショップやブックオフの格安コーナーで偶然見つけたLPやCDばかりなので、とりとめのない内容になっている。
 枚数の割にはたいした金額にはなっていない。

最近入手したのは、スタインバーグ指揮ピッツバーグ響によるべートーヴェン交響曲全集。こちらはAmazonからの正規購入?品。
St-Laurent Studioから出ているCDで米コマンドのLPからの板起こし。

スタインバーグのベートーヴェンの交響曲録音では50年代に米キャピトルへ5曲の交響曲が有るが、コマンドへの録音は60年代の全集もの。

このコマンドの一連のベートーヴェン録音については、第8番と第9番以外は既にLPで所有済みだった。

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だが未だに入手できていなかった第9番が非常に気にはなっていた。

というのは海外のいくつかのサイトを見ると、このスタインバーグの第9番はMahler editionとなっている。

すなわちマーラー版なのだ。

マーラー版の録音としてはティボリスやサミュエルのCDが知られており、すでに10年前に拙コラムでティボリスの演奏については言及済。
http://www.numakyo.org/c_daiku/33.html 


マーラーの交響曲録音そのものが少なかった60年代の録音でマーラー版というのがはなはだ疑問で、マーラーの弟子であったワルターの第九にはマーラー版の痕跡はあるものの、同じユダヤ系とはいえ、さほどマーラーとは関係ないように思えるスタインバーグがマーラー版を取り上げたこと自体、本当かいな?というのが正直なところだった。

これはどうしても実際に聴いて確認したかったもの。

届いたCDのパッケージには確かに第9番についてはMahler editionと書いてある。

ためしに通勤途中のカーステレオで第一楽章から聴いてみた。
第一ヴァイオリンのオクターヴ上げなど、この当時の録音で一般的に行われていた改変は聞かれるものの、ごく普通の音が鳴っている。

ところが第一楽章中間部の最大のクライマックス部分に差しかかるとトロンボーンがチェロのパートをそのままなぞって咆哮している。
これはマーラー版のティボリスでも聞かれた改変だったような気がする。

第四楽章もずいぶんとオケが厚いぞ。

これはティボリス盤と聴き比べてちゃんと検証する必要がありそうだ。

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