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2014年12月 3日 (水)

フリッチャイのフィガロ

本日天気晴朗なれども波高し。未だに強風吹く寒さに震える1日。

今日は夕方から今後の組織の動向を決める重要な案件の会議。
今まで手を付けていなかった聖域にメスを入れる内容だが、反応はいまひとつ物足りない。

帰宅後は、昨日聴いたロストロポーヴィチのシューマンとほぼ同時に独逸グラモフォンよって録音された、フリッチャイ指揮によるオペラ「フィガロの結婚」全曲を聴いていた。

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ベルリン放送響による1960年9月11日から22日までの録音。
70年代に出ていたヘリオドールのLP3枚組。

歌手は、レナート・カペッキのフィガロ、フィッシャー・ディースカウの伯爵、マリア・シュターダーの伯爵夫人のほか、ゼーフリートのスザンナ、テッパーのケルビーニなど、この時期のグラモフォンの録音に見慣れた面々によるもの。

49歳で亡くなったフリッチャイはすでにこの時白血病を病んでいた。

歌手の中ではシュターダーの清楚な伯爵夫人が自分では一番の好み。
カペッキのフィガロは演出過剰にも聞こえるが、張りのある明るい声で、録音だけで聴くにはこれで良いのかもしれない。

名歌手フィッシャー・ディースカウを含めて個性的な面々をアンサンブルとしてまとめ、演奏全体を生き生きとしたブッファの気分で盛り上げるフリッチャイの指揮が抜群に素晴らしい。

Youtubeはフリッチャイ最晩年の「モルダウ」

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