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2014年12月27日 (土)

プレヴィンの「第九」

今日から昨年に続いての9連休。今年もカレンダー通りに休めるのがありがたい。

朝早く、学生時代に所属していた川越奏和奏友吹奏楽団のファミリーコンサートの手伝いに行く上の娘を駅まで車で送る。 
そのついでに千本海岸に寄ってみた。 
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早朝の冷え具合が昨日までとは違う。これから寒波の到来の気配。 
いつもは多くのランニングする人たちでにぎわっている防潮堤は、今日はほとんど走っていない。  
 
蒼い空と白い富士、遠くの清水沖には数多くの遊漁船。 
 
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午前中は図書館に行き延滞していた本を返却。
ついでにこの休み中に読めるかどうかはわからぬが、本を3冊ほど借りた。 
 
そして3階のAVフロアに行きナクソスミュージックライブラリーのパスワードの交付を受けた。これでまた2週間聴きたい放題。  
 
 
 
午後から着替えて庭木の剪定。 今年は電動草刈りバリカンがあるのが心強い。 
 
脚立に乗って槇の小枝をウィィーンと刈っていると、隣のおやじさんが声を掛けてきた。
おやじさんは市内でも有名な植木屋さんの社長。
 
「その音じゃ、太い枝は切れないだろ?」
 
ご明察。 
Sdsc00941 畑の生垣では快調だったものの、槇の木では家庭向けの電動バリカンでは苦戦。 
 
結局、剪定鋏と電動バリカンの両方使うことになってしまった。 
終わったのはほとんど暗くなった5時過ぎ。・・・・疲れた。
汗をかき風呂上りの発泡酒がうまかった。  
 
 
 
夕食後聴いたのは、年末ということでベートーヴェンの第九。 
 
「第九」は沼響のHPに連載中のコラムが中途半端な状態なので、安易な気持ちで聴けなくなってしまって、昨年は第九を演奏したのに音盤は全く聴かなかった(聴けなかった)。 
 
今日は軽い気持ちでプレヴィンの第九。 
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タワーレコードが出したCDで、ロイヤルフィルを振った1989年から1990年にかけての録音の交響曲全集からの1枚。 
 
今でこそプレヴィンは巨匠の扱いだが、その頃はさほど人気はなかった。 
結局国内では交響曲全曲の発売はなかったのではなかろうか。 
演奏は古いタイプの巨匠タイプの演奏。 
その頃の一般的な譜面の改変もあり、管楽器も倍管かもしれない。 
 
ゆったり譜面に書かれた音を過不足なく鳴らした、当時のスタイルでのスタンダードと言って良い演奏だと思う。  
 
第2楽章や、第4楽章の二重フーガでホルンが強烈に咆哮しているのが嬉しい。
 
合唱はアンブロジアンシンガース。 
プレヴィンの合唱の扱いのうまさはウォルトンのオラトリオ「ペルシャザールの饗宴」で立証済み。
 
ここでも充実した合唱を聴かせてくれる。 
 
感動はしないが高水準の演奏。
 
youtubeはこの12月25日のクリスマスに六本木ヒルズでおこなわれた「第九」のフラッシュモブ。
指揮は沼響を長く振っていただき今年の「巨人」でもお世話になった横島勝人先生。
沼響のメンバーも何人か出ています。

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