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2014年12月24日 (水)

デルヴォーのフランス管弦楽曲集

今日はクリスマスイヴ。とはいえ喫緊の課題が未だ先が見えず、さらに朝早くに昨日発生したトラブルの報告を受けたりと年末気分とは程遠い気分。 

両者とも根が深いだけに悩ましく、なんとか今週中に目途をつけて穏やかな気分で年末年始を迎えたいもの。

今日はフランスの指揮者ピエール・デルヴォーのフランス管弦楽曲集を聴いていた。

70年代はじめに東芝EMIのセラフィムシリーズに入っていたLPで、手持ちは家庭名曲シリーズもので出ていたLPの半端ものの一枚。

曲は「魔法使いの弟子」「狂詩曲スペイン」「牧神の午後への前奏曲」「ボレロ」「死の舞踏」の5曲。 オケはコンセール・コロンヌ管、おそらく60年代半ばの録音。

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モントゥーやミュンシュ、パレーといった一世代前のフランス系の大指揮者に比べると、デルヴォー、ボド、フレモーといった指揮者は小粒の印象は否めないものの、これは選曲と演奏も良く、おそらく売れたのだろう、中古市場では普通に見かける盤。

デルヴォーの数多い録音の中でも最も知られている演奏だと思う。

コロンヌ管の近況はよくわかないがネットで検索すると立派なホームページも有り、今はコンスタン編曲のラヴェルの「夜のガスパール」のオケ版などの録音があったプティジラールが音楽監督であるらしい。

フランス近代名曲の多くを初演した輝かしき伝統は未だ健在ということだろうか。

この演奏はホルンやファゴットの響きにこの時期のパリのオケに共通したローカルな華やぎがあり、粋で洒落た味わいのデルヴォーの指揮も良い雰囲気だ。

中でも聴いた後に一抹の寂しさを感じさせるサンサーンスの「死の舞踏」は、この曲を代表する名演ではなかろうか。

Youtubeはデルヴォ&コロンヌ管の「牧神の午後への前奏曲」

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