川端康成「雪国」
晴れのち曇り。
通勤時の車の中で川端康成の「雪国」を聞いていた。
加藤剛の朗読による新潮社の朗読日本文学大系近代文学編のCD。
有名な冒頭部分の数節など、汽車の中での主人公島村の感情の移り変わりを、洗練された文章の中にゆっくりとした時間の経過と美しい情景を描き出している傑作。
加藤剛の朗読は男女の声色を見事に演じ分けている。
女声の声色があまりにも見事だったのでもう一人朗読に加わっていると思ったほどだ。
昨日長時間一緒に打ち合わせをしていた同輩がインフルエンザとなり、今日から休んだ。
話をしていてどうも精彩を欠いているようだったが、きっと発症直後だったのに違いない。
至近距離で接していたので自分も感染の可能性が濃厚。
明日はオケの練習、明後日は市民文化センターで今年最初のディスクコンサートの解説。
なんとか発病しないで欲しいもの。
通常の風邪で体力が落ちているところにインフルエンザとなると最悪かもしれない。
とはいえ本調子ではないものの小康を得ているので、今宵の職場同期の新年会は出席。
場所は本社近くの寿司屋。
今年早期退社する同僚がいるので、ちょいと速いが送別会を兼ねて入社以来実に久しぶりの開催となったもの。
だが退社する本人は今日になってインフルエンザで欠席。
普段仕事上で普通に顔を合わせているものの、一堂に会するのはほぼ20数年ぶりだ。
皆それなりの年齢になり地位についているととはいえ、あたかもタイムスリップで若き日に戻ったような楽しい会になった。
さすがに若い頃の元気はなく、さほど深酒もせず一次会で解散。
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