尾形光琳特別展、MOA美術館
土曜の朝、今日の千本松原からの富士山。
静けさ象徴の梅との対比。
森口博彦氏の作品を見て家内が「あ、三越」と声を上げた。
フランス料理店を営む息子さんがパリの骨董市で買ったという、古びた「ワイン入れ」が和風の民具に溶け込んで良い雰囲気だ。

深みのあるタレが良い味。ウナギもあるということで今度行ってみよう。
食べているうちに常連客が次々と入ってきた。
今日はNAXOSから出ていつ準メルクル指揮のドビュッシー管弦楽曲全集から、前奏曲集第1巻、第2巻のオケ編曲版を聴く。
オケはスコティシュナショナル管。オケ編曲はペーター・ブレイナー。
ブレイナーはNAXOSの専属アレンジャーみたいな存在で、他にアルベニスやチャイコフスキーその他有名作曲家のピアノ曲や器楽曲のいくつかを、かなり早い時期からオケ編曲していた。

NAXOSのカタログを見ると、クラシカルな作品ばかりでなく世界中の国歌やビートルズ、ポール・サイモンらのポップス系の曲など膨大な量の録音が出てくる。
国歌のコレクションは、モザンビークやオランダ領アンティル制定歌やパヌアツ国歌など、もうお見事しか言えないほどの徹底ぶりだ。
玉置浩二の歌や「となりのトトロ」まであったのには恐れ入りました。
大きなものでは「展覧会の絵」全曲なんてものまである。
いつかNMLでゆっくりと聞いてみよう。
準メルクルのドビュッシーは、管弦楽作品と他の作曲家によるアレンジ物を数多く含んだほぼ全ての作品を網羅したもの。
オケは準メルクルが音楽監督だったリヨン管。
出た時から1枚ずつ買っていた。

この前奏曲集のためにダブリ買いをするのもアホらしいので、放置しておいたらNAXOSから前奏曲集オケ版が発売されていた。
溜飲を下げて買ってみたらオケが違う。
あれ?
細部を見たら編曲者も違う。
セット物はホルストの「惑星」に冥王星を付け加えたコリン・マシューズで、単売のものはペーター・ブレイナー。
日本語のタスキには、準メルクルはバラでこの全集を買ってしまった人のために、新たに前奏曲集の編曲版を録音しました。
という訳のわからない理由が書いてある。
ブレイナーのカラフルな編曲を聴いているうちに、ますますマシューズ版も聴いてみたくなってきたではないか。
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