メシアン自作自演
庭の梅も咲き始め春も近い。
今週から来月半ば過ぎまで、いろいろな問題課題が俎上に上る外部の委員を交えた大きな会議が続く。
メシアンのオルガン演奏で自作自演を聴いている。
仏EMIのCD4枚組。
曲は、「天上の饗宴」「二部作」「永遠なる教会の出現」「昇天」「主の生誕」「栄光の体」「聖霊降臨祭のミサ」「オルガンの書」
1956年、パリ、サン・トリニテ教会での録音。
名エンジニア、アンドレ・シャルランの手になる録音で古さは感じられない。
モノラルながら強奏での音の塊がバランス良く響き、大地を揺るがすオルガンの重低音もしっかり入っている。
深い瞑想を誘う静かな部分、そして巨大な音のうねりとして迫り来る最強音。
神秘的で宇宙的な広がりを聴かせるメシアンの音楽。
あたかもひとりで宇宙空間に投げ出されたかのような孤独感を誘う独特の世界。
聴いていて厳粛な気持ちになる、神との対話を即興的に音にしたような曲と演奏だ。
Youtubeはメシアンの「昇天」オーケストラ版
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