ベンツィのファリア
今日は土曜休み。
雲一つない良い天気で早朝の千本松原からの富士山が美しい。
近くの寺から梵鐘の音が聞こえてきた。
書斎の照明の具合がしばらく前から悪くて、蛍光灯がすぐに消えてしまう。
気のせいか多少暗いようだ。
蛍光灯を変えたり照明器具を変えたりしてもだめ。
家の電圧が低いのかと思い、昨日東京電力に見てもらったところ電圧は99Vで正常の範囲内であるとのこと。
試しに今日LED照明に変えてみたら調子が良い。
娘は二人とも成人したが、今日は雛人形を出したりしていた。
すると床の間の奥から巻物が二巻出てきた。
ひとつはいろいろな漢方薬の処方が書いてある。
ちなみに「白散」は、屠蘇のように正月に健康を祈って飲んだ薬だという。
もうひとつは馬術の、ある流派の奥義を伝える免許状のようだ。
なぜ家にあるのかよくわからない。
そんなことをしていたら、歯医者の予約をしていたことをすっかり忘れてしまった。orz
今日聴いたのはフランスの指揮者ロベルト・ベンツィ指揮パリオペラ座管によるファリァを2曲。
「三角帽子」第1、2組曲に恋は魔術師」。フィリップス原盤の国内グロリアシリーズ廉価盤で1964年録音。
11歳で指揮者デビューし映画にもなったロベルト・ベンツィも、その後ぱっとせず二十歳過ぎれば只の人のような人生を歩んでいるように見える。
ボルドーやアーンヘムのオケのシェフを歴任していたようだが、今は一定のポストに付いているのだろうか?
東京フィルや読売日響に来演し、一昨年は京都市響も振っているようだ。
このファリァは天才少年の残光が未だ漂っていたベンツィ20代の録音。
この頃のベンツィはフィリップスにまとまった数の録音を残している。
ネットで検索したら自分の書いた記事が出てきた。
もう10年以上前に書いた記事だが、このファリアを聴く限りではあまり印象は変わらない。
「三角帽子」はオケの粗さが目立ち演奏全体が散漫な印象。
一方の「恋は魔術師」は奏者たちを自由に遊ばせた結果、この頃のパリのオケの華やかさが前面に出ていることになり楽しめる。
Youtubeは2013年プロムスでの「三角帽子」
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