サージェントのイベール、「エリザベス朝」組曲
今日から2月。
朝、裏山の椿にメジロが3羽。しきりに椿の花の蜜をなめていた。
一日を振り返って何をしていたかすぐには思い出せないほど無為に過ごした日曜。
このような日も良いだろう。
HMVからCDが届いた。
購入履歴を見たらHMVから買ったのはほぼ一年ぶり。
今回はイギリスの指揮者マルコム・サージェントのEMI録音集がお目当て。
CD18枚組のBOXセット。

この10曲、20分ほどの組曲はパーセルやギボンズ、ブルなどのエリザベス朝期の鍵盤音楽をベースに比較的小さなオケと合唱で現代風に仕立てた名品。
ちょうど同じような時代のフランスの作曲者のクラヴサンの作品を管楽器中心の現代オケにアレンジしたプーランクの「フランス組曲」のイギリス版とも言える。
「エリザベス朝」組曲は録音が非常に少なく、マルコポーロから出ているアドリアーノ指揮とクラーク指揮のマンハッタンチェンバーオケの二つぐらい。
まさか本家のサージェントの録音があるとは知らなかった。
プロムスの常連だったサージェントの「エルサレム」「ルール・ブリタニア」やエルガー編の「イギリス国歌」も楽しめそうだ。
これだけではマルチバイ割引にならないので、NAXOSの準メルクル指揮によるドビュッシーの前奏曲集第1巻、第2巻のペーター・ブレイナー編によるオケ編曲版、オケはスコティシュナショナル管。
NAXOSへ準メルクルがリヨン管を振って録音したドビュッシー管弦楽曲全集は、1枚ずつコツコツ集めていたのだが、後になってセット物でかなり安く出た。
しかもセット物にはこの前奏曲集第1巻、第2巻のオケ版が入っていたのだ。
それがバラ売りで出た!と思って飛びついたのだが実物が届いて驚いた。
セット物はホルストの「惑星」に「冥王星」を付け加えたコリン・マシューズの編曲だったのだが、こちらはピーター・ブレイナー編曲だった・・・・。
準メルクルは編曲者とオケを変えて、もうひとつの前奏曲集オケ版の録音をしていたのだ。
マルチバイのもう一枚は、同じくサージェントの指揮でヴォーン・ウイリアムスとシベリウスの交響曲第4番。
オケはBBC響によるライヴでBBCLgendのCD。
今日はこのCDからヴォーン・ウイリアムスを聴いていた。
名演です。
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