ヨッフムの「魔弾の射手」
今日はちょっとしたアニヴァーサリーで、家内と娘と一緒に沼津の老舗「冨久屋」で昼食。
沼津、三島はウナギ屋の激戦区で、うなよし、櫻屋、うな繁など全国的に知られた店も多い。
その中で狩野川べりの「冨久屋」は創業70年。知る人ぞ知る店。ふっくらとした鰻と肝焼き。絶妙のたれ。
たくさん食べてもお腹にもたれない、作家の司馬遼太郎氏も愛した名店の味。
すっかり満足して帰宅。ゴロリと横になったらそのままウトウトと小一時間ほど寝てしまった。
家にあった巻物について調べているうちに、国会図書館のデジタルアーカイヴから、「嘉永撰要類集」という江戸町奉行が編んだ判例集の中に、この巻物を書いた大橋勝次郎の名があるのを見つけた。
記事は借金返済の内容。
彼は御小姓組(将軍直属の警護部隊)の一員で家格の高い旗本だった。
明治維新とともに上司の戸川伊豆守と一緒に静岡に移住して来たようだ。
今日は歌劇「魔弾の射手」全曲をヨッフムの指揮で聴く。
グラモフォンの国内盤LP. 配役はクルト・ベーメ(Bs)、イルムガルト・ゼーフリート(S)、リタ・シュトライヒ(S)、リヒャルト・ホルム(T)、エバーハルト・ヴェヒター(Br)。 そしてバイエルン放送交響楽団と合唱団。1960年録音。
最初先週冒頭部分だけ演奏した序曲だけを聴くつもりが、聴いているうちに引き込まれ一気に聴くことになった。
ドイツの深い森を彷彿させる豪快にして力強い響き、効果音も臨場感豊かでソロ、合唱ともに充実している。
まさにドイツオペラの醍醐味を堪能。
緊張感に満ちた燃焼度の高い素晴らしい名演だ。
Youtubeは「魔弾の射手」序曲、アーノンクールの指揮
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