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2015年2月 6日 (金)

本日の練習、「魔法をかけられた湖」

2月最初の週も今日は金曜日。昨日雨一部で雪。そして今日は晴れ。

昨晩はオケの練習日。

場所は沼津市民文化センター大ホール。指揮は団内指揮者のF君。
曲はブラームスの交響曲第1番第4楽章にリャードフの秘曲「魔法にかけられた湖」。

昨晩は仕事も早く終わり7時開始の練習には間に合った。

Sdsc02787

ブラームスは先週の小森先生との初練習時に比べると響きが多少固まってきた感じだが。出来としては未だ10%くらい。
ひどかったホルンセクションも多少は良くなったが、早くパート割を決めて練習に専念したいところ。

そして休憩後はお楽しみのリャードフ。
おそらく団員全てがリャードフ初体験。

自分も曲は知っているが、実際に音になった時にどのように鳴るのか見当もつかない。
Sdsc02781 予習の為に無料楽譜サイトからスコアを印刷して準備万端。

印象派風のほとんどピアニシモの曲で、弦楽器とホルンは全曲弱音器着用。
弦楽器は曲の半分以上ディビジで分割されている。

ゆっくりとしたティンパニのトレモロで始まる8分の12拍子。
シュワシュワとした弦楽器の響き。  




ミステリアスな曲が、演奏側もほとんどわけがわからない状態で演奏しているので、ますますミステリアスになっていく。

音を間違えてもわからないほどだ。

一度弱音器を外して演奏してみたらなんとなく曲の輪郭が見えてきた。

繊細で天才的なオーケストレーションなので、音程もバランスもばっちり決まった時に凄い効果が出て来るのだろう。きっと。

結局皆キョトンとした目が点のまま練習は終わってしまった。
この曲を聴こうと手持ちの音源を調べてみた。

Sdsc02783 もう40年以上前の学生時代から付けている作曲者・作品順コレクションリストのリャードフの項を開いたところ「魔法にかけられた湖」の手持ち音源は11種。

意外と多かった。

この曲の刷り込みのジョージ・セルを筆頭にムラヴィンスキー、スヴェトラーノフ、そしてコンドラシンがN響を振ったライヴにゲルギエフとミネソタ響のライヴなど、ロシアで活躍したロシア人に加え、フィストラーリ、クルツのロシア生まれながらヨーロッパで活躍した指揮者。

作曲家ハワード・ハンソン、NAXOS初期の指揮者陣の一人グンゼンハウザー指揮のチェコ放送響、海に関する管弦楽曲のみを集めたファレッタ指揮のロングビーチ響。

Sdsc02779
映像ではサヴァリッシュ指揮N響のエアチェックライヴなど。

ところがムラヴィンスキーとスヴェトラーノフのCDがどうしても見つからない。

この種の小品は大曲の余白などに入っているので、どこぞやの大曲CDの余白にこっそりと収録されているに違いない。


Youtubeは「魔法にかけられた湖」

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