アルヴェーンの「岩礁の伝説」
日一日と日も伸びて、しだいに春が近づく気配。夜から雨。
水曜から母が眼病のために入院し昨日は手術だった。経過は順調で本日退院。
昨日仕事帰りに病室へ寄ってみると、本人は非常に元気で暇を持て余している様子。
退院日の今日は自分がどうしても抜けられぬ会議が有り、弟夫婦が付き添って退院。
昨日のオケの練習は、病院で時間を費やし練習には参加できなかった。
下田先生の指導で管打楽器分奏だったのだが。
本日は外部委員による大きな会議。
事前情報では大荒れが予想され、部門一同緊張の面持で臨んだものの準備と対応の良さで波乱もなく無事に終了。
だが今日は序盤に過ぎず、これから3月中旬までの長丁場で同じような会議が続く。
会議を終えてほっとしてオフィスで帰ると大きな爆弾が待っていた。Orz
今日はフーゴ・アルヴェーンの交響詩「岩礁の伝説」と交響曲第5番を聴いた。
演奏はスティグ・エスティヴェリ指揮のスウェーデン放送響。
スウェーデンソサエティから出ていたLP。
アルヴェーンは1960年に没したスウェーデンの作曲家で5曲の交響曲を残している。
アルヴェーンと言えば平明で楽しげな「スウェーデン狂詩曲」が有名だが、あのような単純さはなく、この2曲は今沼響で練習中のリャードフの「魔の湖」にも似た霧が立ちこめるような曖昧模糊とした世界の音楽。
交響曲第5番は作品としては完成形ではないようで、いささか統一感を欠く。
一方の交響詩は冷え冷えとした北洋の海面の描写が優れていて、良い作品だと思う。
2曲ともこの演奏以外は知らないが、緊張が高まる頂点で響き全体がふにゃりと腰砕けになるような場面が有り、演奏はあまり良くないようだ。
このLPのレーベルのデザインが美しい。
こんなところもレコードを聴く楽しみ。
Youtubeはアルヴェーンの「スウェーデン狂詩曲第1番」
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