カーゾンのチャイコフスキー
晴れ、昨日から朝は少し冷えている。花粉症はあい変らずで目がかゆい。
年度末の慌ただしさで落ち着かぬ日々。
今日は外部委員による例月の監査。
今月末に昨年から続く大きなトラブルの対応があり悩ましいところ。
サー・クリフォード・カーゾンの弾くチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を聴いていた。
DECCAへの1958年の録音で手持ちはキングの国内盤LP.
伴奏はショルティ指揮のウィーンフィルで、歴史的な「リング」の録音の前後に行われたもの。
カーゾンはモノラル期の1950年に、同じDECCAへセルの指揮で同曲を録音している。
内面を深く掘り下げた格調高いカーゾンのピアノ。
粒立ちのはっきりした弱音の美しさが印象的だ。
この録音当時演奏者の格としてはカーゾンの方が遥かに上だが、ショルティの伴奏は猛然と自己主張を繰り広げている。
カーゾンの渋い芸風と肌合いは異なるが、気宇雄大で壮大な伴奏でこれも良いだろう。
録音は非常に良い。
youtubeはカーゾンの弾くシューベルト
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