リャードフのピアノ曲
曇り午後から雨。
毎度のことだが年が明けた1月以降は一日、一週間の時間の経過が実に速い。
今月中に完結せねばならぬこと、その他来年度へ向けての準備もあり落ち着かぬ日々。
本日午前中内部会議。
通勤時に聴いていたのは、今沼響でオーケストラ曲「魔法にかけられた湖」を練習しているロシアの作曲家リャードフのピアノ曲集。
マルコ・ポーロから出ていたCDでピアノはモニク・デユピル。
リャードフの残された作品は70曲に満たない。
その中ではピアノ曲が半分を超えている。
長い曲を書くことを好まなかったリャードフにとって、ピアノ曲は自分の個性を発揮する良い手段だったのだろう。
積極的に収集した民謡をそのまま使用するのでなく、ロシア的な憂愁と洗練されたロマンティックさが高度に昇華されたリャードフ独自の世界が広がる。
ラフマニノフやスクリャービンを先取りしているかのような先進的な和声の動き。
ショパンのピアノ曲にも似た孤高の美しさがリャードフのピアノ曲の魅力だ。
デユピルはパリ音楽院で、マグリット・ロンやジャン・ドワイアンに学んだフランスの女流ピアニスト。
リャードフの珠玉のような小品の数々を、表情豊かに美しく聴かせてくれる。
Youtubeはリャードフのプレリュードop.11
デユピルはパリ音楽院で、マグリット・ロンやジャン・ドワイアンに学んだフランスの女流ピアニスト。
リャードフの珠玉のような小品の数々を、表情豊かに美しく聴かせてくれる。
Youtubeはリャードフのプレリュードop.11
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