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2015年4月に作成された記事

2015年4月28日 (火)

タブレット機種変更

大型連休前の火曜日。今日も夏日だったが雲は厚い。
4月からの新体制も安定し本格始動中。

帰宅後に録画していたテレビドラマ「ワイルドヒーローズ」を見た。

人気タレントを起用した若者向けの内容だが、沼津が舞台ということでおなじみの場所が多数登場。
テレビに出ると日常見慣れた場所もずいぶんと小ぎれいに映るものだ。


先週愛用のタブレットSC01Eが、突然ネットに繋がらなくなるという不具合が発生。ドコモヨップへ持って行ったがそこでは何事もなく繋がった。

L_yo_sc01e03 たまたまネット環境が悪い場所だったのかしらん。



ついでに家族のスマホやネット関連の契約を見直し、いろいろと無駄を省いて大幅な契約変更を実施。





ちょうど2年半ほど前の娘のスマホ購入の際に、3万円キャッシュバックの話に釣られてタブレットを購入。

以来重宝して手放せなくなり、その時から自分はガラケーとタブレットの組み合わせで日常を過ごしている。


特にタブレットはEXCELの互換ソフトが使用可能なので、エクセル化した音盤購入記録簿でダブリ買い防止に威力を発揮している。

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ドコモの店員とタブレットの話になった。



購入から2年半経っているので、支払の負担もほとんどなく機種変更ができるという。

さらに今使っているタブレットのバッテリーを交換すると一万円以上かかるらしい。


スマホの通信料や機種購入の価格設定は、どうも複雑で一度聞いただけではよくわからないが、ここで機種変更する方がなんとなくお得のような気がしてきた。

タブレットの新しい機種SC03Gを見せられた。

Mm_tab01 SC01Eよりも薄いがサイズはやや大きめ。

一番の特徴は着脱式のキーボードが付属していることで、ここまで来ると家にあるミニノートとほとんど変わらない。





家のミニノートは超鈍足で日常使い物にならないので、家では自分以外は触れる者もいなくなっている。

折しも2017年ガラケー製造中止という衝撃のニュースを目にした。

スマホへの切り替えに心は揺れたものの、結局タブレットを機種変更してあと2年はガラケー&タブレットの組み合わせで行くことにしました。

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    長い間愛用している今のガラケーがあと2年耐えられるだろうかわからないが、壊れたらその時点で考えることにしよう。


新しいタブレットは液晶も美しくバッテリーの持ちも良い。快適。







今日は秋山和慶指揮東京佼成ウインドオーケストラの演奏で、ベートーヴェン、ロッシーニ、ブルックナー、ヒンデミット、レスピーギなど大作曲家たちの吹奏楽編成オリジナル曲を聴いていた。





レスピーギの「ハンティングタワー」は音源が少なく、ロッシーニはこれが唯一の録音ではなかろうか。


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・組曲 :テレマン(R.クレーバー編)

・帰営の音楽第2番 :ベートーヴェン
・スケルツォ :ロッシーニ(W.A.シェーファー編)
・アポロ・マーチ :ブルックナー
・ハンティングタワー :レスピーギ
・吹奏楽のための演奏会用音楽作品41 : ヒンデミット

指揮:秋山和慶
演奏:東京佼成ウインドオーケストラ

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2015年4月27日 (月)

スイス、聖ウルバン修道院教会の歴史的オルガン

春から夏への移り変わりが感じられる日々。本日最高気温25度。
4月は雨が多かったので今年の春は短かった。

帰省している娘はパイプオルガンを学んでいる。
聞いてみるとオルガンの仕組みやストップのこと、ピアノとのタッチの違いの話など、知らないことばかりなのでなかなか面白い。


今はクープランを練習しているらしい。

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今日はオルガン曲を聴いていた。

Teldecから出ていたダス・アルテ・ヴェルクシリーズの「スイスの歴史的オルガン、聖ウルバン修道院教会のオルガン」という外盤LP。

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ジークフリート・ヒルデンブラントが弾いている。


内容は、バッハのBWV552にハンフのコラール前奏曲4曲、シャイトの聖歌、そしてブクステフーデのシャコンヌというもの。

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このフェルディナント・ボッセルト作1716~21年建造の楽器は40のレギスター(音栓)と2500のパイプ、分割鍵盤つきで、4分の1コンマの完全なミーントーンに調律された最大の歴史的オルガンだそうだ。



いくぶん古雅で素朴な響きが魅力のオルガン。
大好きなシャコンヌでの鄙びた美しい響きが心地よい。

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Historische Orgel der Klosterkirche in St. Urban / Schweiz


J. S. BACH - Fantasia super "Komm Heiliger Geist, Herre Gott" BWV 651/651a,

SAMUEL SCHEIDT - Psalmus sub communione "Jesus Christus, unser Heiland",

DIETRICH BUXTEHUDE - Ciacone in e,

JOHANN NICOLAUS HANFF - Choralvorspiel "Eine feste Burg ist unser Gott",
Choralvorspiel "Wär' Gott nicht mit uns diese Zeit",
Choralvorspiel "Auf meinen lieben Gott",

J. S. BACH - "Komm, Gott, Schöpfer, Heiliger Geist" BWV 667

Orgel: Siegfried Hildenbrand

Youtubeはブクステフーデのシャコンヌ、井上圭子のオルガン

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2015年4月26日 (日)

マックス・ゴーバーマンのハイドンの交響曲選集CD14枚組

GW間近の週末は良い天気。
下の娘が帰省してきて、今日は家内と娘二人は御殿場のアウトレットへ出かけていた。

先週沼響の合宿だったし女三人の買い物にはとても付き合いきれないので、あたしゃ一人で留守番畑作業。

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傍らに繋いだポコは畑の隅の花畑に乱入。

散歩の途中で拾ったカンチューハイのアルミ缶をくわえたまま放さない。


Sdsc03445 力を入れるとパコパコ音が鳴るのが楽しいようだ。



天気が良く、気持ちの良い汗をかいた。


一服したあと市議会議員選挙の投票へ。


今日 HMVからCDが届いた。


大物は先日ブランデンブルク協奏曲を聴いたマックス・ゴーバーマンのハイドンの交響曲選集CD14枚組。
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60年代前半、ハイドンの交響曲全曲録音へ挑んだもののゴーバーマンの急逝により空しく頓挫したもの。
そしてMembran Walletから出ている「ブリティッシュ・シンフォニック・コレクション」。

620 582_2   エルガー、バックス、バタワース、ディリアスなど近代英国作曲家の比較的珍しい作品を集めたもの。

演奏は、もっぱら他の人が録音しないような作品を探して紹介している指揮者のダグラス・ボストック。



そして スッペとボンテンポのレクイエム、コルボの指揮。


フィストラーリ指揮ロンドンフィルによる「コーカサスの風景」と「赤いけし」組曲

その他


Ohwildpunchimg473x4761216362355du7h 沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」に、ラインスドルフ指揮クリーヴランド管のライヴの感想をアップしました。

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2015年4月24日 (金)

佐渡裕&PAC in 富士

よく晴れた穏やかな一日。
昨夜は、社長を含めた組織上層部総出席の歓送迎会だった。
内心はオケの練習に出たいところ。

水曜は、佐渡裕指揮兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)のコンサート。
場所は富士市ロゼシアター。

Thumb_2 この日は16時過ぎからから大きな会議が入り、しかも自分の担当分野が急きょ議題となってしまったので、行けないものと半ば諦めていたものの、会議は順調に終わりコンサートの開演時間が19時だったのが幸いし間に合った。


このコンサートは楽団創立10周年記念国内ツアー、





曲は  

・舞踏への勧誘   :ウェーバー~ベルリオーズ編  

・ピアノ協奏曲第2番:ショパン  

・ピアノのアンコール・・・曲不明   

・交響曲第2番   :ブラームス  

・アンコール 「すみれの花さくころ」

指揮は佐渡裕、ピアノはブルガリア出身のエフゲニ・ボジャノフ
席は2階のほぼ中央の6列18番。

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PACの団員は公募で選ばれた35歳以下の40数名のコアメンバーを中心に レジデント・プレヤー、アソシエートプレーヤーのメンバーで構成。

コンマスは豊嶋泰嗣、 プログラムを見ると今回の著名なゲストプレヤーでは、アンサンブルベルリンのチェロのクレメンス・ヴァイゲル、バイエルン放送響にいたヴァイオリンの水島愛子、元ケルン放送響首席のコントラバスの河原泰則。

コアメンバーは最長3年契約、他のメンバーはエキストラなので、その時のメンバー次第でオケの水準は変動するのだろう。

最初に佐渡裕の、曲解説も含んだトークが10分あまり。

ウェーバーでのチェロ首席ヴァイゲルのソロはさすがの腕前、途中で拍手が入りがちの後奏ではかなり早めに指揮者がチェロへのキューを出していた。

トランペットのほかにコルネット2本はベルリオーズの定石だが、2管編成にしてファゴット4本にアレ?と思ったらこれがオリジナル編成だった。

録音だけではなかなか気が付かない。 同じく次のショパンでは、2管編成にトロンボーンはバストロンボーンが1本だったのにも新鮮な驚き、このバストロさんはかなり目立っていました。

次のショパンを弾いたピアニストのポジャノフが今回最大の収穫。
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狂気すら漂う美しくも妖しいピアノの響きに独特のルバート。

ショパンの2番のコンチェルトをこんなに楽しめたのは初めてのこと。
まるで別の曲のようだ。
オケも通常とは異なる版を使用しているのではなかろうか。

かなり長いピアニストのアンコール曲も良かった。
誰の曲だろう?

ネットで他の日の公演の感想を探すと、ピアニストのアンコールはショパンの華麗なるワルツだったという。
聴く限りではスクリャービンあるいはラフマニノフ風で、どう考えてもショパンには聞こえない。
あまりの自由奔放な演奏に、ピアニストの即興演奏ではないかと感じたほど。

今回のツアーは13日間、仙台から長崎までの12か所を回るというハードなもので、富士公演はその7日め。
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前日は仙台を回っていて、ちょうど疲れが出始める頃だろうか。

ブラームスにはアンサンブルに粗さが感じられ、バテている様子が歴然の金管パートがあったりしていたが、フィナーレの終盤などはなかなか情熱的で大きく盛り上げていた。

自分の真後ろの方が、最後のDの音が鳴り響いているうちに、大きな声でのブラボーと拍手の、絵にかいたようなフライングブラボーを爆発。
これには閉口。

アンコールは宝塚歌劇団のテーマ曲「すみれの花咲くころ」。
佐渡裕のピアニカの演奏付き。

艶のある良い響きだったのはアレンジの妙?

会場にはクラシックのコンサートが初めての人も多かったのだろう。
休憩中には近くの席の女性が、クラシックのコンサートって音量が小さいのね・・・・ と話している声が聞こえてきた。

客の入りは9割ぐらい。

「題名のない音楽会」でおなじみの佐渡裕なだけに、最近のクラシック関係のコンサートでは入りの良い方だと思う。
本拠での演奏会はチケット入手が困難なほどの人気だという。

オケのフレッシュな響きと情熱的な佐渡裕の指揮、庶民的な親しみやすさの感じられるサービス精神旺盛の良いコンサートでした。

Youtubeは佐渡裕指揮PACのブラ4

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2015年4月22日 (水)

春の宵のボエームの会

4月も後半、ようやく春らしい長閑で晴れた日が続いている。

昨晩は定例ボエームの会、場所はいつもの小料理「はちまき」。

Sdsc03418   昨年から勤務場所が変わり「はちまき」までが遠くなった。

駅までが不便な場所になったので車で向かうと、ちょうど渋滞の時間と重なるので開始時刻の18時半には定時に出てもギリギリ。昨日も5分ほど前に到着。

店に入る前に店の外観を撮影していたらメンバーの一人Wさんが奥様の運転で到着。

前回は車椅子での参加だったが、リハビリの効果が顕著で今回は歩くことができている。
外見も元気な頃とほとんど変わらない。

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今回の参加はオリジナルメンバー4人に、メンバーの一人の幼馴染にして私のかつての上司、その元部下にして沼響の酒豪女性クラリネット奏者。
この会の参加メンバーは、お互いに異なった二重の関係があるのが特徴。
さらにかつての二次会の場だった「梟」の和美ちゃんも加わった総勢7名。


Sdsc03419Sdsc03425 料理は春にちなんだものを中心に前菜は旬の筍と蕗,
カレイのエンガワその他のお刺身に、 静岡では珍しいカスベの煮付け、その他。




絶妙な焼き具合のミディアムレアのビーフに、「はちまき」特製のカニクリームコロッケが続く。


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お酒は「越の白梅」、「初亀」、「喜久酔」、「黒龍 ひやおろし」そして「百年の孤独」というもの。

鰤の照り焼きも見ただけで玄人の技と判る照り具合。
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脂の乗った鰤に続く緑も鮮やかな芹蕎麦のさっぱり味が鰤の余韻を引き立てているのもまた良し。


Sdsc03430 気持ちよく酔って、ほど良く食べた後の〆は筍ご飯。


今宵も美味しい酒と食、楽しい会話の春の夜。


春宵一刻値千金

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2015年4月21日 (火)

沼響、春の合宿2015  二日目

そして合宿二日目。

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いつもながら狩野川のせせらぎの音で目が覚め、朝食前に近くの山の中腹にある梶井基次郎の文学碑まで散歩するのが習慣になっている。

古い湯治場の雰囲気が残る町並みを歩く。

野草が咲きウグイスが鳴いている澄んだ空気の清々しい朝。
文学碑が年々荒れた状態になっているのが寂しい。

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宿に戻るとロビーには古株の団員がたむろしている。

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皆朝食の時間が待ちきれない様子。

最近は、二日酔いで潰れて練習参加が危ぶまれたり、蜂が寄ってきそうなほどのアルコール臭が漂う団員が少なくなった。

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9時からの練習は再び分奏、そして10時からはプログラム前半のリャードフとラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。

昼食のカレイライスももはや定番。
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昨年はハヤシライスのような甘いカレーだったのが今年はしっかり辛い。2杯めをおかわり。

午後はブラ1の第4楽章から。






ここで驚くべきことが起きた。

弦楽器、特にヴァイオリンの音が突然豊麗に鳴り始めたのだ。
トレーナーの先生のちょっとした一言がきっかけだった。聴いていてとても沼響とは思えない。

ぐんぐんと音量も増大、演奏しているメンバーの顔付まで変わっている。演奏している本人たちも驚いている様子。
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フィナーレのコーダのコラールへ向けての加速など、とても落ち着いていられないほどの迫力だ。


昨日までの分奏の効果が突然目に見える形に変わった瞬間だった。

結果が見えた充実した合宿に小森先生もオケのメンバーも満足した様子。

これは管楽器もうかうかとしていられないな・・・・

解散は3時過ぎ。そのあとは上流の日帰り温泉「いずみ園」へ。

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昨年はぬるめの湯加減だったのが今年は熱い。

入っていて係りの人が「熱くありませんか」と聞いてきたほど。

どうやら最近、湧き出している温泉の湯温そのものが上昇しているようだ。
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昨今のマグマの動きの活発化の影響がこんなところにも出ている。


帰りは伊豆長岡のイチゴプラザへ寄って、今年も特大イチゴ大福をお土産に買い帰宅は17時。

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2015年4月20日 (月)

沼響、春の合宿2015

今日は午後から荒れ模様、来週からのGWを控えての春の嵐の到来。

この土日は沼響恒例の合宿だった。場所はいつもの天城湯ヶ島「白雲楼」。

沼響の合宿はいつも雨だったが、特に雨の多い今年の4月の中でこの2日間だけ奇跡的に晴れていた。

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土曜日の朝、家内の運転で前日の飲み会のため置いたままにしてあった車を取りに駅前の駐車場へ。

その足でドコモショップへ行き、家人のスマホその他とインターネットを含む通信契約の一括見直した。家族全員となると通信費の毎月の出費がバカにならない。

使用状況を見て無駄を省きかなりの金額ダウン。

帰宅後そのまま合宿へ向かう。
昨年は家から30分ほどで到着していたので甘く見ていたら、今年は1時間近くかかってしまった。

このままでは合奏に間に合わないと焦ったものの、集合時間を30分勘違いしていて結局余裕の到着。

昭和の雰囲気を色濃く残す天城「白雲楼」は、30年前の沼響第1回定演の頃からの定宿。
Sdsc03374 30年間ほとんど変わっていないところにノスタルジックな良さがあるのだが、代替わりして細かなところでリニューアルされていた。

今年からの沼響は、10年以上定演を指揮していただいた横島先生から小森先生に変わっている。

土曜日の午後から、いきなり定演の全曲をリャードフから通して、その後弦楽器と管楽器打楽器に分かれて夜まで分奏。

夕食後はホルンのみでパート練習。

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宴会好きのホルンセクションは、いつもは定演の曲はそこそこに済ませて緑本で合奏を楽しみ、そのまま宴会に突入したりするのだが、今年はみっちり定演の曲の練習をしました。


最近のホルンパートは、合奏のまとまりに難があるので、なんとなく漂う緊張感。

そして宴会・・・・
交通事情が良くなった分、日帰り参加者が増えて宿泊が少なくなった。

Sdsc03409 とはいえ老若男女、同好の志が集まるこのような会の宴会は楽しい。

自分は1時頃には大人しく就寝したが、2時過ぎまでは続いた様子。

長くなりましたので二日目は次回

Youtubeはスクロヴァチェフスキーのブラ1

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2015年4月17日 (金)

本日の練習、合宿直前

昨日は4月に入って初めてのスカッと晴れた一日。今日は曇り。
夜は職場の歓迎会。

新人10数名を含む総勢70名あまりで、会場は昨年できたばかりのダイワロイネットホテル1階のブラジル料理の店、「ビアレストランCHA CHA チャ」

Fdb2b17ac3a6df7b0d9761ffdb6a6380_2 シェラスコと多彩なメニューのバイキング。

デザートも種類が多くセクションの女性たちは大喜び。
いつものにぎやかな宴会。

自分はいろいろと話し込んであまり食べることが出来なかった。

締めの挨拶のあと二次会は不参加でそのまま帰宅。

昨日のオケの練習は、合宿直前ということで、団内指揮者F君の指揮でブラームスの交響曲第1番の3,2,1楽章に、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第2楽章、リャードフの「魔法にかけられた湖」というもの。

合宿を控えての事前チェック。場所は沼津市民文化センター小ホール。

ラフマニノフの第2楽章はほとんど練習した記憶がなく、演奏も曖昧模糊とした雰囲気のそれなりの出来。

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リャードフは何度目かの通し練習で、鳥の鳴き声、遠くから響く狩りの角笛の響きの役割にようやく曲の全貌が見えてきた感じだ。


明日からの合宿でどこまで仕上がるのだろうか?

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2015年4月15日 (水)

ラインスドルフのモーツァルト、レクイエム

曇り時々雨。本日も大気の状況が不安定で時々強風雨。
平安時代の貞観地震以来の地震活動期に入った日本。

4月に入って蔵王に噴火の兆候、中央構造線沿いに地震が頻発したりと嫌な気配。
イルカが大量に打ち上がりもあり、先週の日曜日には地震が起きるのではないかとネット上で噂が飛び交っていた。


職場でも明後日は新たなメンバーを迎えて防災関係の会議。
帰宅は定時。

今日はエーリッヒ・ラインスドルフ指揮ボストン響のモーツァルトレクイエム。

これは凶弾に倒れたケネディ大統領の追悼ミサの実況録音として非常に有名なもの。
 

ザムコヒアンが弾くオルガンの前奏と後奏、そして枢機卿の説教やグレゴリオ聖歌も含んだミサの全貌を収録したもの。

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LP期には60年代に国内盤として2度ほど出ているが、その後長い間廃盤となりCD時代になって復刻されている。

手持ちは復刻CDとLP期に1枚に詰め込んだ形で再発売されたSX2008という国内盤LP.

教会内での残響の多い録音で、もともとはっきりしない音だったが、手持ちのLPはかなり無理な詰め込みなので音は悪い。

だが解説書はおそらく初出当時と同じものらしく、解説とは別に写真や追悼文が多数収録されている。

深い悲しみに包まれた劇的な演奏で強烈な印象を残すドキュメンタリー。

マイクアレンジのためか、なぜか教会の鐘の音や会した人々のざわめきなどはリアルに再生される。

最後に演奏されるルイ・クープランのオルガン曲の美しさが泣かせる。

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2015年4月14日 (火)

マックス・ゴーバーマンのブランデンブルク協奏曲

今日も一日雨。 海水温の上昇に加え、季節外れの寒気が南下し雨雲が発生しやすくなっているという。

仕事は年度初めの慌ただしさが落ち着き、新しいメンバーたちも自分のペースを掴みつつある様子。
今日は通院した母を車に乗せて帰宅。

音楽はマックス・ゴーバーマン指揮のブランデンブルク協奏曲集を聴いていた。

マックス・ゴーバーマンはアメリカの指揮者。 レオポルド・アウアーにヴァイオリンを学び10代でフイラデルフィア管に入団。
後にフリッツ・ライナーの勧めで指揮者に転向。

   
アメリカン・バレェシアターの音楽監督となる一方、ブロードウェイで「ウエストサイドストーリー」の初演を振ったりしている。

LP期に自主レーベル「The Library of Recorded Masterpieces」を立ち上げ、ウィーン国立歌劇場管を振って史上初のハイドンの交響曲全集録音に挑んだが志半ばの51才で急逝。


ヴィヴァルディとコレルリ、ウイリアム・ボイスの全作品録音プロジェクトも同時進行で進めていて録音はかなりの量が残っているが、結局全部中途半端な形で終わってしまった。


もし完成していればもっと知られていた指揮者になっていたと思う。

ハイドンの交響曲録音は45曲の録音が残され、その一部はかつて米コロンビアからオディッセイレーベルの廉価盤LPが発売されていて、中古レコード店では時折見かけていた。

律儀に交響曲第1番から録音していったので、有名どころの番号まで到達しないうちにプロジェクトは頓挫。

せっかくの偉業も忘れ去られてしまっていたが最近CDで復刻されている。 

ブランデンブルク協奏曲は全曲きちんと録音されている。
オケはニューヨークシンフォニエッタ。

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手持ちはCBSソニーが出した2枚組2600円の廉価シリーズLPで、このシリーズはカッティングレベルが高く、オーマンディの一連の録音などは後に出た1300円の廉価盤シリーズよりも音が良いので見つけたら極力購入するようにしている。

ゴーバーマンのバッハも、演奏者よりも音に興味があって購入したもの。

ところがこの録音に関しては音像が不自然で、時としてモノラル録音のように響く。

妙に音が乾いた雰囲気なのは録音に原因があるのかもしれない。

録音年は、ニューヨークフィルやロサンゼルスフィルに属し、ソリストとしての録音もあったものの、1957年に歯の治療中の事故により唇を損傷してキャリアを絶たれたホルン奏者のジョセフ・エッガーが加わっているので、1957年以前のモノラルからステレオ録音の移行時期のものと推測できる。オリジナルはモノラル録音かもしれない。

もしステレオ録音だとすると、ホルン奏者としてのエッガーのほとんど最後の時期の録音ということになる。


演奏は当時最新の研究成果を取り上げたもので、編成を最小限に刈り込み、鋭角的に切り込んだピリオド演奏にも通じる当時としては画期的なものだ。

ソリストはウィーンフィルの団員を経てトスカニーニが率いていたNBC響のコンマスとなったFelix Galimirが第5番のソロヴァイオリン、フルートはNBC響を経てニューヨークフィルの首席奏者となったJohn WummerなどのNBC響の残党をはじめ50年代後半の名手が集まっている。
第5番のチェンバロがクライスラーの伴奏者だったFranz Ruppなのも珍しいかもしれない。

演奏としては第3,4、5番が傑出。


第1番では、この曲の原型となったシンフォニアBWV1071(今はBWV1046aとされている)のアダージヨとメヌエットを別録音で収録。

さらに第5番の第一楽章で出てくるチェンバロの長大なカデンツァ部分については、オリジナルの別バージョンを通常バージョンと並行して演奏しているのも面白い。

BWV1046aについては。この録音より後にヴィンシャーマンの録音をはじめとしたいくつかの録音があるが、第5番のカデンツァのオリジナルバージョンについては、この録音以外のものはリナルト・アレッサンドリーニ指揮のコンチェルト・イタリアーノによる2005年録音の登場までなかったのではないだろうか。

Youtubeはゴーバーマンが指揮するハイドンの交響曲第41番

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2015年4月13日 (月)

ツーロン軍楽隊のデュオニソスの祭

今年の春は天候不順、今日も朝から雨。
先週の金曜土曜も雨、日曜日の一日だけが晴れていた。
昨日の朝は毎年この時期恒例の町内側溝掃除。

我が町内は古くからの農家と新しい家が混在する場所。


農地がしだいに宅地化して、毎年この側溝掃除には新しく引っ越してきた人が入っている。

フレッシュな方との新たな出会いは楽しみだが、入れ替わるように馴染みのお年寄りが少しずつ姿を見せなくなるのが寂しい。

昨年まで元気に冗談を飛ばしていた農家のSさんは昨年急逝し、娘たちをかわいがってくれた近所のおばさんも不治の病に倒れ今年は姿を見せていない。

自分が子供の頃はメダカとドジョウが泳いでいた小川も今は完全にドブと化して生き物の気配はない。

時は無情にも流れていく。

側溝掃除の後は娘と県会議員選挙の投票へ。


昨日はフランスのジャン・マイヨ指揮ツーロン軍楽隊の演奏で、吹奏楽によるクラシカルな作品を聴いていた。

曲はヒンデミットの吹奏楽のための交響曲、フロラン・シュミットの「デュオニソスの祭り」と「アントニウスとクレオパトラ」からポンペイの野営というもの。

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仏デユクレテ・トムソンから出ていた10吋レコード盤で1955年録音のモノラル。

ツーロン軍楽隊は同時期にほぼ10吋盤7枚分の録音を残していて、グリーンドア出版社から板起こしのCD2枚組が出ている。

「デユオニソスの祭り」は初演のギャルドの名演があるが、こちらはギャルドの洗練された演奏に比べるとずいぶんと野暮な演奏。

だがその野暮ったさが古き良きフランスの管楽器の響きを伝えていて楽しい。


Youtubeは「デュオニソスの祭」サクソルン族を加えたオリジナル編成に近い演奏です。

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2015年4月10日 (金)

メノッティのカンタータ「ブリンティジ司教の死」

曇り午後から雨。

左目の白内障の手術で入院していた母が退院するので一日休みを取った。
とはいえ7時前に出勤し退院する時間までデスクワーク。10時過ぎにオフィスを後にして病院へ。

病室に行くと既に気の早い母は着替えて同室の方と話をしていた。

母の隣のベッドの85歳のおばあさんは、偶然にも遠い親戚で私の祖父のことを良く知っていた。我が家にも何度か来たことがあるという。
既に親戚付き合いは絶えているが、不思議な偶然に驚いた。

母は迎えに来た自分の車を見て「車の色が変わったの」と言う。
2月右目を手術した後は、ドクターの白衣が右半分と左半分の色が違って見えていたようだ。今まで正常な色が見えていなかったらしい。
帰宅すると、テレビの画面が綺麗に見えると言っていた。

半日余裕ができた。
天気も悪いので部屋を片付けながらゆっくり音楽を聴く。

メノッティのカンタータ「ブリンティジ司教の死」その他。

現代アメリカの作曲家ジャン=カルロ・メノッティは、生涯イタリア国籍のままだったという変わった人。
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サミエル・バーバーと同世代で、バーバーと同じく平易でわかりやすい音楽を書いている。

1幕もののミニオペラともいうべき「電話」、「霊媒」など比較的編成も出演者も少ないのでよく演奏されているし、「泥棒とオールドミス」、「領事」、「アマールと夜の訪問者たち」「アメリア舞踏会へ行く」など著名な作品も枚挙に暇がない。

カンタータ「ブリンティジ司教の死」は少年十字軍の悲劇を題材にした宗教的な声楽作品で、オケと合唱、少年合唱に二人のソリストというメノッティにしては比較的的大きな編成のシリアスな曲。

演奏はラインスドルフ指揮ボストン響とニューイングランド音楽院合唱団、
少年合唱団、ジョージ・ロンドンのバスにリリ・チェッカランのソプラノというもの。
手持ちはRCAビクターから1965年に出た国内盤LP。

ドラマティックで悲劇的な内容が壮大なオーケストラと合唱によって展開されていく。

 
初演の時に出演した少年合唱団の子供たちが泣き出したというエピソードが残っている。

外盤を探しても未だにこのラインスドルフの演奏が唯一の音源のようだ。


Youtubeはメノッティのオペラ「アマールと夜の訪問者」

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2015年4月 9日 (木)

本日の練習、ポルタメントの話

二日ぶりの晴れの木曜、気温は低いまま。

本日夜はオーケストラの練習。場所は沼津市民文化センター大ホール 指揮は小森先生。

曲はブラームスの交響曲第1番第4楽章にラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、第1,3楽章。
仕事でちょいと遅れ、到着は19時半頃。

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大ホールではブラ1の第4楽章が響いていた。
今日はブラ1の1番ホルンが欠席。

小森先生の指導はコツコツ堅実で実直、鈍い沼響を若いながら辛抱強く指導していただいている。
オケのメンバーは、先生の穏やかな指導にちょいと甘えているのではないかと思う。

練習の中でポルタメントの話が出てきた。

Sdsc03328 先生が「昔の演奏で聴くことができた」と言ったので、私はメンゲルベルク(1871~1951)の話かと思ったらなんとカラヤンの話だった。


自分は、カラヤンについては実演を含めリアルタイムで聴いていた世代なので、世代のギャップに驚いた。



来週はいよいよ合宿だ。



youtubeは1959年、カラヤンとウィーンフィルの来日公演からブラームスの交響曲第1番

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2015年4月 8日 (水)

アルベルトのペトルーシュカとチャイコフスキー

寒の戻り終日冷たい雨。2月並みの気温となり関東圏では雪が舞ったという。
朝、入院する母を連れて病院へ行きその後の出勤。
午後から重要な組織内会議が三つ。

今日は昨日に続いてテーヴェからみでチェントソリ管の演奏を聴いていた。

1枚目は日本コロンビアから出ていた仏ムジディスク原盤のパルナスシリーズ千円盤の「ペトルーシュカ」。
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指揮はルドルフ・アルベール
メシアン夫人のイヴォンヌ・ロリオがピアノを弾いていること釣られて、はるか昔の高校生の時に購入したLP。

多少荒っぽいものの色彩豊かなオケの饗宴が楽しめる1枚。

第4場で凄いホルンのソロが聴くことができるがこれもテーヴェだろう。

CDでは春の祭典とのカップリングでAccordから出ていたものの、トラック付けがおかしい変なCDだった。

同じAccordからアルベール&チェントソリでチャイコフスキーの交響曲第5番も出ている。

768 期待をこめて第2楽章を聴いてみると・・・・

あぁ・・この音。

ここでの長いソロもテーヴェだ。・・・・

演奏も各所で改変、シンバルも入る個性的な演奏だ。


これは連載中の聴き比べでそのうち取り上げよう。





Youtubeはヌレエフの踊るペトルーシュカ

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2015年4月 7日 (火)

アルヘンタのグレート

今日は朝から雨、気温も下がってきた。
新年度我がセクションは手練れのベテラン2人が定年退職、そして優秀な中堅職員が他部署へ異動になってしまったが、新入社員5人が入れ替わりに配属されてきた。


新人たちが戦力になるまで残された職員の負担は大きいが、頭数上ではプラス2ということで、このご時世滅多にない増員なので素直に喜ぼう。

仕事はキツイがムードメーカー的な職員がそのまま残り、笑いが絶えないのがなによりも嬉しい。


Facebookでフランスのホルン奏者、ルシアン・テーヴェの話題が出ていて、その会話に参加したら手持ちのいろいろなディスクにテーヴェのホルンの演奏が刻印されていることがわかった。

Cluytens_daphnis_chloe テーヴェはクリュイタンスの「亡き王女のためのパヴァーヌ」の冒頭ホルンソロを吹いていることで有名なホルニスト。

テーヴェがソロを吹いている「亡き王女のためのパヴァーヌ」は8種だと思っていたが 9種だという。


そこで判明したのがアルヘンタ指揮のチェントソリ管の録音。

実はこの演奏を初めて聴いた時にテーヴェの録音だと思っていたのだが、これで確信が持てた。


手持ちはOMEGA盤とクラヴ・ドウ・フランスのオリジナル盤。

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FBの中では、チェントソリ管からみでアルヘンタのグレートの話題も出てきた。

これはかつて70年代の千円盤全盛の時代にティチクのクラシックベストコレクションシリーズで出ていて、買い逃して長い間探していたもの。


CD時代になってから、EMI系のCD2枚組「20世紀の偉大な指揮者たち」シリーズのアルヘンタ編の最初に収録されていた。

今日はこの演奏を聴いてみた。

0724357509756 のびやかで明るい冒頭ソロは確かにテーヴェの音。

アルヘンタの指揮も曇りのない蒼い空を思わせる颯爽とした素晴らしい名演だ。


このCDシリーズでこの「グレート」を一番最初に選んだプロデユーザーの慧眼に敬服。







youtubeはクリュイタンス指揮の「亡き王女のためのパヴァーヌ」、テーヴェのホルンソロ

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2015年4月 6日 (月)

ミュンシュのベルリオーズ、レクイエム

曇りのち晴れ、最高気温は20度を超えた暖かな一日。
昨日の日曜日は畑作業の予定だったのが朝から夜まで雨で何もできなかった。

今日は出勤しようとしたら車が不調、どうやらバッテリーが原因らしい。
週の初めから出鼻をくじかれた気分。
馴染みの修理工場に電話したら職場の駐車場まで取りに来てくれることになった。

車庫の天井を見たらツバメの姿。
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昨年巣立ったヒナが帰ってきたのだろうか。

昨年7月に2度目のヒナが孵った時に、5羽のヒナの重みに巣が耐えられずに落下。
大部分のヒナは猫の餌食となり残った一羽を巣に戻したものの、親ツバメは遠くから様子を見ているだけで、とうとう戻って来なかった。
一晩中泣いていた残されたヒナのピーピーという声が今でも耳に残っている。

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もう来ないと思っていただけに嬉しい。 春を飛び越え夏が遠くに見えてきた気分。
庭のヒマラヤスギではキジバトが鳴いていた。

今日は ベルリオーズ演奏に定評のあるシャルル・ミュンシュのレクイエム。

演奏は晩年のバイエルン放送響との演奏。
手持ちはグラモフォンの国内盤LP. ミュンシュ指揮のベルリオーズのレクイエムといえば、ボストン響との名高い名演があるが、この再録音はずいぶんと大人しい。

   1967年といえば、あの奇跡的な幻想交響曲やブラ1の名演を残した時期に近い演奏だが、吹き上がるようなパトスが身上のミュンシュのベルリオーズ独特の熱気がかなり薄れているように思う。

Munchberliozrequiem

ミュンシュのグラモフォン録音はこれだけだが、いかなる理由で実現したのかがわからない。 録音はこちらの方が圧倒的に良い。

この録音の前後だと思うが、同じ曲でこの組み合わせのリハーサル映像を見たことがある。後姿だけだったが静かに長い棒を振っていた指揮姿が印象的だった。

Youtubeはベルリオーズのレクイエム、ガーディナーの指揮

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2015年4月 4日 (土)

伊豆の国市市制10周年記念コンサート

4月最初の土曜日は雨と強い風。

今日は夕方から沼津の南の隣町「伊豆の国市」の市制10周年記念コンサートに家内と娘と3人で行っていた。

場所は「アクシスかつらぎ」。

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出演者は5月に沼響と共演する海瀬京子さんと、ベルリンやフランクフルトの歌劇場で活躍されていたソプラノの川島幸子さん。

川島幸子さんは、フランクフルトやベルリンの歌劇場で活躍された実力者。



曲は
1.「春の声」
2.前奏曲op.23-4,op23-5 :ラフマニノフ
3.「からたちの花」「初恋」
4.華麗なる大ポロネーズ  :ショパン
5.「椿姫」から「花から花へ」
6.伊豆の国市歌「夢色の空」

というもの。

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このコンサートはできたばかりの伊豆の国市歌の披露も兼ねていた。

海瀬京子さんはソロのラフマニノフとショパンと歌曲と合唱の伴奏に合間のトークと大活躍。

ちょうど一年前の今日も海瀬京子さんのリサイタルを聴いていて、聴く毎に演奏のスタイルが変貌しているのが楽しみ。


海瀬さんのピアノ、川島さんの歌いずれ国際レベルの充実したもの。

71yvglzf5yl_sl1500_ 川島さんの実力は以前から海瀬さんから聞いていたし、カメラータトウキョウから出ているR.シュトラウスとドボルジャークの歌曲は私の愛聴盤となっている。

初めて実演を聴いた川島さんの歌は、リリック・コロラトゥーラソプラノの魅力十分の見事なもの。

美しい声と正確無比の歌唱。




J.シュトラウス、日本の歌曲、ヴェルディといずれもスタイルの異なる曲を自分の個性を見せながら見事に歌い上げていた。


最後の伊豆の国市歌の指導者の方は、偶然にも娘の勤務先の上司だった。


Sdsc03281 川島さんには、ご挨拶のついでに持参したCDにサインをいただきました。

いずれ沼響と共演したいもの。



ロビーでは海瀬京子さんの高校までのピアノの師であり、娘もお世話になったS先生に会い娘が近況のご挨拶。


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沼響メンバー数人が集まって海瀬さん、川島さんと一緒に記念撮影などをしていた。


会場には沼響のチケットコーナー。


売れていました。

帰りは家族で清水町の「よし多」に行きすき焼き定食の夕食。
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隣の部屋で地域の宴会をやっていて、聞き覚えのある声にそちらを見たら職場の同僚が若干1名。





Sdsc03215 沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」にラインスドルフ指揮のロイヤルフィルのスタジオ録音の感想をアップしました。

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2015年4月 3日 (金)

本日の練習、ブラームスとリャードフ

桜が各所で満開、昨日の花曇りの一日から一転して今日は朝から雨。
午後から風も強くなった。
職場内の挨拶回りもひと段落し、数人の新人に手練れが付添う新年度の風景。

昨日の新入社員のオリエンテーションで演題に立つと、私の前に挨拶をした組織トップの言葉が厳しくもかなりの辛口であったので、フレッシュな面々は皆一様に緊張の表情で私の顔を見上げている。
自分の娘と同じ世代だと思うとちょいと気の毒になったので、軽い話題から始めることにした。

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そして昨晩はオケの練習。

多少練習までに時間があったので駅近くのスパゲッティの店「ボルカノ」でレバーとウィンナーを乗せたBCランチで腹ごしらえ。
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このお店は高校時代からの馴染みで、場所も変わり代替わりして味が微妙に変わったもののメニューそのものは変わらない。
S20150402_184420 イタリア人の若奥様に沼響のチラシの掲示をお願いすると、こころよく入口の壁に貼ってくれた。

練習場所は沼津市民文化センター小ホール。
本番を振っていただく小森先生の指揮。

曲はブラームスの交響曲第1番第4楽章にリャードフの「魔法にかけられた湖」
小森先生は気を衒わないオーソドクスな解釈を着実に根気よくメンバーに伝えていくもの。




オケの反応の鈍さはあい変らずだが多少内声部の厚みは出てきたようだ。

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4月は出会いと別れの季節。

オケも新しい顔や古いメンバーが戻って来たりと、多少の入れ変わりが有ったようだ。
こちらもいつもの新年度の風景。


Youtubeは「魔法にかけられた湖」

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2015年4月 1日 (水)

ジャンスク・カヒッゼの「ガイーヌ」

今日から4月。昨日からの二日間は一年でも最も変化のある一日かもしれない。
今日は新入社員や異動職員の辞令交付式やオリエンテーション、内外から着任の挨拶に来る人など、なにかと落ち着かぬ日。

昨日は退職者の方々が入れ替わりに挨拶回りに回ってきた。
アマオケ(沼響とは別のオケ)でチェロを弾いている先輩、家業を継ぐ同期入社の同輩などエトセトラ。皆解放されたかのような晴れ晴れとした顔が印象的。

今日は定時退社して主治医の所へ行き定期診断。結果は一進一退といったところ。

今日は景気付けにロシアの指揮者、ジャンスク・カヒッゼの「ガイーヌ」ハイライト。

ロシアメロディア原盤の国内盤LPでオケはモスクワ放送響というもの。

全曲録音からほぼストーリー順に曲をセレクトして並べたもので、3つの組曲を演奏しているフィストラーリ盤とは曲の配列がかなり異なる。

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カヒッゼの指揮はローカル色丸出しの野性味あふれる怪演。


「レスギンカ」や「剣の舞」では民族楽器のような金属的な打楽器の連打が凄まじく、咆哮するブラス群もゴキゲンだ。

モスクワ放送響が非常にうまくて、野放図にならずに見事なアンサンブルを聴かせてくれるのも見事。


かつてフェドセーエフの指揮でモスクワ放送響の実演を聴いた時に、アンコールでこの「レスギンカ」を演奏してくれた。
この時小太鼓の奏者がリムショットを織り交ぜながら超絶的な技を披露してくれて、会場が大いに沸いたことを思い出した。

この録音でもこの時の奏者が叩いているに相違ない。

聴いていて疲れが吹き飛ぶような興奮の演奏。

Youtubeはフェドセーエフの「レスギンカ」

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