ジャンスク・カヒッゼの「ガイーヌ」
今日から4月。昨日からの二日間は一年でも最も変化のある一日かもしれない。
今日は新入社員や異動職員の辞令交付式やオリエンテーション、内外から着任の挨拶に来る人など、なにかと落ち着かぬ日。
昨日は退職者の方々が入れ替わりに挨拶回りに回ってきた。
アマオケ(沼響とは別のオケ)でチェロを弾いている先輩、家業を継ぐ同期入社の同輩などエトセトラ。皆解放されたかのような晴れ晴れとした顔が印象的。
今日は定時退社して主治医の所へ行き定期診断。結果は一進一退といったところ。
今日は景気付けにロシアの指揮者、ジャンスク・カヒッゼの「ガイーヌ」ハイライト。
ロシアメロディア原盤の国内盤LPでオケはモスクワ放送響というもの。
全曲録音からほぼストーリー順に曲をセレクトして並べたもので、3つの組曲を演奏しているフィストラーリ盤とは曲の配列がかなり異なる。
「レスギンカ」や「剣の舞」では民族楽器のような金属的な打楽器の連打が凄まじく、咆哮するブラス群もゴキゲンだ。
モスクワ放送響が非常にうまくて、野放図にならずに見事なアンサンブルを聴かせてくれるのも見事。
かつてフェドセーエフの指揮でモスクワ放送響の実演を聴いた時に、アンコールでこの「レスギンカ」を演奏してくれた。
この時小太鼓の奏者がリムショットを織り交ぜながら超絶的な技を披露してくれて、会場が大いに沸いたことを思い出した。
この録音でもこの時の奏者が叩いているに相違ない。
聴いていて疲れが吹き飛ぶような興奮の演奏。
Youtubeはフェドセーエフの「レスギンカ」
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