ヨゼフ・レイハのチェロ協奏曲
連休初日の今日は爽やかな良い天気になった。
千本海岸に行ってみると富士山もよく見え、奥駿河湾は静かな湖面のように凪いでいた。
今年の連休は暦どおりの休み。
今日はヨゼフ・レイハのチェロ協奏曲を二つ。
日本ビクターから出ていた国内盤LPで、ホ長調の曲はマレク・イレイエのチェロ、ビエロフラーベク指揮のブルノ国立フィル。
1976年ブルノでの録音。
そしてもうひとつのイ短調の協奏曲は、サードロのチェロにマリオ・クレメンス指揮プラハムジチ合奏団。
1972年プラハでの録音。
作曲者は同じだがA面、B面で演奏者が異なる。オリジナルはどのような体裁だったのだろうか。
いずれもチェコの音楽家たちだが、スプラフォンではなくてパンドン原盤のLP.
レイハと言えばフランスで活躍したアントン・レイハが著名。
ヨセフはアントンの叔父で作曲家としてよりもチェロ奏者として著名だったらしい。
孤児となったアントンを引き取って作曲家に育て上げている。
この2曲は今まで聴いたさまざまな作曲家の範疇を超えた全く異なる作風。
コントラバス群のごウゴウとうなるユニゾンで始まるホ長調の協奏曲からして意表を突かれた。
異星人が作曲したかのような曲で正直驚いている。
ヨゼフ・レイハはレオポルド・モーツァルトと親交があり、ベートーヴェンにも影響を与えたのだという。
イ短調の第3楽章の超絶的なチェロの動きを聴くと、ヨゼフが相当の腕利きだったことは想像できる。
ヨゼフ・レイハの作品をもっと聴きたくなった。
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- カラヤン、フィルハーモニア管との第九(2023.12.07)
- ホロヴィッツ、1978-79ライヴ(2023.12.01)
- ディヴィッド・マンロウ、中世ルネサンスの楽器(2023.11.28)
- テンシュテットのエロイカ(2023.11.16)
- スーストロのトランペットでテレマンほか(2023.11.14)
コメント