ブリティッシュ・シンフォニック・コレクション
台風一過の青い空が広がった一日。
温帯低気圧は猛スピードで過ぎ去ったが朝から強風の置き土産。
本日早朝、岩手周辺で大きな地震。
東日本大震災以来、日本列島がこんにゃくのようなフワフワとした地盤の上に浮いていることを実感するこの頃。
HMVから購入した「ブリティッシュ・シンフォニック・コレクション」CD10枚組を通勤の車中で聴いている。
エルガー、ヴォーン・ウィリアムス、ホルスト、ディーリアスらの著名な作曲家のマイナーな作品に加え、アラン・ブッシュ、ギップス、グレグソンらの今回名前そのものを初めて聞く作曲家の作品。
そしてバタワース、バックス、ジェイコブらの交響曲の数々。
前から集めていたホルストの一連の作品や、ヴォーン・ウィリアムスの「仮面劇ヨブ」以外はほとんど初めて聴く作品ばかり。
指揮はダグラス・ボストックにオケはミュンヘン交響楽団を中心に、ロイヤル・リヴァプールフィルや音楽大学のオケなどこちらもマイナー路線。
まだ全部は聴き終えていないが、一部で新鮮な驚きを提供してくれた作品はあったものの、結局エルガー、ヴォーン・ウィリアムス、ホルスト、ディーリアスの4人の実力を再認識する結果になりつつある。
収録されているこの4人の作品は、マイナーとはいえ他の群小の作曲家の作品とは次元が違うというのが正直なところ。
ディーリアスのナレーター付きの交響詩「山の頂」は一幅の名画を見るようだし、エルガー未完のピアノ協奏曲の緩徐楽章の美しさも印象深い。
コーエンやブッシュの交響曲など、起伏のない音が時間軸上にダラダラと過ぎていき、
退屈でしかなかった。
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