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2015年5月 1日 (金)

本日の練習、海瀬京子さんとのラフマニノフ

今日から5月、爽やかな青空が広がる一日。
最近めっきり目にしなくなった鯉のぼりが似合う空だ。

昨日のオケの練習は、ピアニストの海瀬京子さんとのラフマニノフ初顔合わせの日。

京子さんとは沼響3回目の共演で、今回はラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。

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京子さんは音コン本選でラフマニノフの第1番のコンチェルトを弾いて第1位だった。
第2番はその後いくつかのプロオケとも共演している。

いわば京子さんが得意としている作曲家なので、団員一同ラフマニノフを共演できる日を前から待ち望んでいた。

使用するピアノを選ぶ試弾が18時からということで、定時にオフィスを後に会場へ向かう。

ピアノ庫の前に行くと、京子さんはすでに到着していてスタンバイ状態。

Sw_c227_520685_2 沼津市民文化センターのピアノは、スタインウェイ新旧とヤマハのコンサートグランドの3台。

彼女はさっそくスタインウェイの前に座って、バリバリとラフマニノフを弾き始めた。


古いスタインウェイAは購入後20年以上、新しいスタインウェイBでも10年以上は経っている。

いずれもオーバーホール済みで状態は良い。

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スタインウェイAは木目が渋い色合いで音色も幾分柔らかく深い。

新しいスタインウェイBは艶やかな黒にデラックス感が漂っている。音色も煌びやかだ。

真横で彼女の弾く2台のスタインウェイを聴き比べてみると、それぞれ音色と性格が全く異なっていて、同じスタインウェイとは思えぬほど。

新しいスタインウェイBを彼女は選んだ。

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コンチェルト冒頭の静かな部分などは、古いスタインウェイの深い音色も捨てがたいようだったが、オケと対抗するには華やかで押し出しの強いスタインウェイBが良いとの判断のようだ。


しばらく彼女と雑談しているうちに団員が集まってきた。

そして小森先生の指揮で練習が始まる。

ピアノソロの静かな冒頭を、団員一同息を飲んで注視しているのがよくわかって面白い。

世界レベルの本格的なソロが入ったコンチェルトの練習に一同ノリノリ。

後ろから見ていて嬉々として弾いている弦楽器のメンバーを見ているだけでも楽しいが、オケはまだまだの出来。

ソロを引き立てるには、周りの音を良く聴いて自分の役割を理解しながらバランスを考えながら演奏する必要あり。

ソロに頼って自分が楽しむだけでは、お客さんを満足させることができないだろう。

1時間あまりの楽しくも充実したコンチェルトの練習は瞬く間に過ぎ去った。

次回のソロ合わせは5月17日。

Youtubeはグリモーの弾くラフマニノフのピアノ協奏曲第2番

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