« ヨゼフ・レイハのチェロ協奏曲 | トップページ | ラ・フォル・ジュルネ2015 »

2015年5月 5日 (火)

GW前半は「鳥獣戯画展」

連休も後半、今年は良い天気に恵まれて比較的落ち着いて休みを堪能。
3日、4日と東京へ行っていたので今日はノンキに畑作業。
Sdsc03546

夕方に自転車で近くの沼津御用邸のある牛臥海岸へ行ったりしていた。
Sdsc03549
帰りに老舗和菓子店「光来堂」立ち寄って柏餅。


3日の日曜は、孫の住んでいる所を見たいという母を連れて家内と横浜に行っていた。

母は新婚時代に横浜に住んでいて、そこが偶然娘の住む学生マンションの近くだった。




かれこれ50年以上も前の事だが本人曰く、私は横浜は詳しい・・とのこと。


最寄りの駅に到着、駅から出たとたんに母は茫然と立ち尽くしていた。
あまりの変貌に驚いたらしい。

昭和30年代初めの風情の記憶しかないので当たり前。


S20150503_123619
そして娘と合流、横浜そごう内の「京鼎楼」で飲茶の後に上野の国立博物館の「鳥獣戯画展」へ。

連休初めの上野公園はたいそうな混雑。
S20150503_173552
鳥獣戯画展はなんと150分待ち。給水所までできていた。



S20150503_153426


やっと建物の中に入ると高山寺関係の所蔵品や仏画、明恵上人関係の展示が続く。

見ているうちに自分が大学の教養部時代に明恵上人の「夢記」をテキストとして学んだことを懐かしく思い出した。

そして鳥獣戯画。

Ll_c0037174
実物はやはり良かった。

今回甲乙丙丁の4巻と、切り離されて散らばってしまった断簡も展示されているので、鳥獣戯画そのものが長い時代の中で複数の人によって書かれたことがよくわかる。

最も有名な甲巻は動物の表情の描写が凄い。

お猿の表情が良かったなぁ。

だが丁巻あたりになるとかなり大雑把で描写も人間中心に変わる。
Img
良く見ると人間の動きが精妙で、こちらの絵師も只者ではない。

博物館を出たのは6時過ぎ。

新幹線で帰る母を東京駅の新幹線改札まで送り、夕食は日本橋の老舗洋食屋「たいめいけん」。

S20150503_201404 実はもう待ち疲れて自分はどこでもよかったのだが、家内がどうしても「たいめいけん」のオムライスが食べたいという。


東京駅から日本橋まで娘と3人でトボトボ歩き到着すると、ここでも店の外に長蛇の列。

聞くと90分待ちだという。Orz


S20150503_195504
結局最終グル―プのラストオーダーにぎりぎりで間に合った。

S20150503_194957 食べたのはオムハヤシに、創業当時の50円のままの定番のコールスローとボルシチをつけたもの。

おかしな表現だが老舗の風格が感じられる深い味だった。

そして翌日は、目的の「ラ・フォル・ジュルネ」

長くなりましたので続きは次回。

|

« ヨゼフ・レイハのチェロ協奏曲 | トップページ | ラ・フォル・ジュルネ2015 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。ご無沙汰しています。ブログは毎日読んでいますよ。盤の考証に毎度舌を巻いています。この日は鳥獣戯画展の由。私、30歳くらいの折、高山寺に足を延ばしました。そこでレプリカを見ましたが、本物とは羨ましい。戯画はそれなりでしたが、境内の佇まいに上人の教えに振れたような気分になりました。
まあそれはそれとして、ラ・フォル・ジュルネ。羨ましいです。先日、NHKFMにて雰囲気だけは感じましたが、実際に訪ねての熱狂三昧は田舎に住んで叶いません。レポートして下さいね。
あと1日になりましたが、いい連休を。

投稿: 武田晴美 | 2015年5月 6日 (水) 07時42分

貴君も充実した連休をお過ごしの様子。
混雑を避けた日程での小旅行とは良いですね。

我が家は最近二時間ほどで行ける近場ばかりです。子どもたちももう滅多に付き合ってくれません

フォルジュルネも久々で、思いつきで行ったのですが楽しく過ごすことができました。

たまには都会でなく自然を満喫したいものです。

投稿: 山本晴望 | 2015年5月 7日 (木) 22時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ヨゼフ・レイハのチェロ協奏曲 | トップページ | ラ・フォル・ジュルネ2015 »