ミクロス・ローザ作品集
定演も終わり気持ちをリセットして月曜日。
かなり厳しい来月へ向けて今週はその準備の週。
午後に埼玉を震源地とした地震発生。
揺れた瞬間に箱根山の噴火を思い浮かべた。
想いは大涌谷へと飛び、名物の黒たまごが食べたくなってきた。
最後に現地で食べたのが8年前の冬。
この時は中国人観光客が大勢訪れていた。
大涌谷の立ち入り規制が始まって一か月近く。
再びあの黒たまごを食べる日が来るのだろうか?
今日はミクロス・ローザの映画音楽集を、作曲者自作自演によるCD2枚組で聴いた。
いずれもローマ時代を題材とした史劇「ベン・ハー」「クオ・ヴァデス」というもの。
オケはナショナルフィルにロイヤルフィル。

さらには「サイコ」の音楽を作曲したバーナード・ハーマンがナショナルフィルを指揮した「シェイクスピア映画作品集」に含まれていた「ジュリアス・シーザー」の音楽をカップリング。
自作自演の2曲はいずれも演奏時間45分を超える堂々たる交響組曲で、オルガンと合唱も入る豪華版。
「ベン・ハー」はロバート・シャープレス指揮ロンドンフェスティバル管による交響組曲の録音も出ていて長らくの愛聴盤になっている。

こちらは演奏も時間も録音も良く、演奏時間も20分超でまとまりも良いものだった。
自演盤は序曲からしてオルガンが入る壮大なもの。
シャープレス盤にない海戦の音楽が入っているのは良いが戦車の行進が収録されていないのが不満だった。
ところが、「クオ・ヴァデス」の音楽を聴いているうちにその「戦車の行進」の音楽がそのまま使われているのがわかり納得。
「クオ・ヴァデス」の方が制作年が古いので、「ベン・ハー」の方が使いまわしということなのだろう。

演奏の質はハーマン指揮の「ジュリアス・シーザー」の音楽の方が良い。
YoutubeはBBCプロムスでの「ベン・ハー」
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- カラヤン、フィルハーモニア管との第九(2023.12.07)
- ホロヴィッツ、1978-79ライヴ(2023.12.01)
- ディヴィッド・マンロウ、中世ルネサンスの楽器(2023.11.28)
- テンシュテットのエロイカ(2023.11.16)
- スーストロのトランペットでテレマンほか(2023.11.14)
コメント