カラヤンの「ドンキホーテ」
外は晴れ、ほとんどオフィスと会議室に籠っているので気温の変化がわからない。
今日は再び別の委員による審議。
今回は直撃がなく月曜日ほどのストレスはなし。
終了後は組織幹部を集めての重要な会議3連発でこちらで消耗。
ベルリンフィルの演奏が聴きたくなって、カラヤンの指揮でR.シュトラウスの交響詩「ドン・キホーテ」を聴いていた。
カラヤンの同曲の録音は1965年、1975年、1983年のちょうど10年の間で3種の録音がある。
チェロはそれぞれフルニエ、ロストロポーヴィチ、メセネスの3人。
今回聴いたのは1965年盤のグラモフォン盤と1975年のEMI録音。
いずれも国内盤LP。
演奏の豪奢さと完成度では1975年のEMI盤が突出。
録音もこの頃のEMIの音にありがちな空虚で歪んだ響きもなく良好な音質で楽しめるもの。
この当時のベルリンフィルは、アンサンブルの精度の高さで史上最高のレベルにまで到達していた。
この点フルニエとの旧盤は大人しい出来だが、さりげなく控えめに自己主張しながらの柔らかで気品のあるフルニエのチェロが実にすばらしい。
カラヤンの指揮もフルニエのチェロと一体化したしっとりとした風情で聴かせる名演だ。
Youtubeはカラヤン&ロストロポーヴィチの「ドンキホーテ」
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