« モントゥーのエニグマ変奏曲 | トップページ | トレルリのシンフォニア集 »

2015年6月 1日 (月)

レーデルのテレマン

本日薄曇り。今日から6月、いろいろとありそうな予感の週。嵐の前の静けさか。

この土日は手持ち音盤の整理をしていた。
主に音楽部屋のレコード棚からダブっているものを引き抜いてダンボールに詰める作業。

ダンボールは近所のスーパーからのいただきもの。
伊藤園やコーラのペットボトルが入っていたダンボールがちょうど30センチLPがぴったり入るサイズなのだ。

詰めたダンボールは別室に移動した後に処分の予定。

Sdsc03697

全く同じものは盤やジャケットの状態を見て選別するだけなので簡単だが、同一演奏でも発売されたレーベルが異なるものや、同一レーベルでも番号が異なったりすると聞き比べたりするので遅々として進まない。

Sdsc03703

聴いたのはクルト・レーデル指揮ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団によるテレマンの協奏曲集。


手持ちは仏エラート原盤の日本コロンビアLPとMHSの外盤LPの2種。

曲はトランペット協奏曲ニ長調、フルート協奏曲ニ長調、オーボエ協奏曲ホ短調、ヴィオラ協奏曲ト短調の4曲をトランペットのシュルバウム、オーボエのカルムス、ヴィオラはシュミット、フルートはレーデル自身が吹いている。

クルト・レーデルは、50年代から60年代にかけてバッハその他のバロック音楽を多量に録音していた。

今はどうしているのかな、とネットで調べてみたら2年ほど前に亡くなっていた。
享年94歳。

レーデルのエラート原盤の一連の録音は、パイヤールの録音と並んで日本コロンビアから70年代に廉価盤として発売されていて、自分はずいぶんとお世話になった。


フォンタナから出ていたバッハの組曲第2番、第3番は曲そのものをこの演奏で初めて知った。


有名なアリアでは、素朴でありながら半ば過ぎからじわりじわりと感興が乗ってくるのが見事だった。

Sdsc03705

レーデルは20年ほど前にミュンヘン・プロ・アルテ管を率いて沼津に来てくれて、実演を聴くことができた。

その時はブランデンブルク協奏曲第5番をメインとするプログラム。

レーデルの吹くフルートのしっとりとした音色と、チェンバロのカデンツァの超絶技巧が今でも目に浮かぶ。

中では前半に演奏したミヒャエル・ハイドンのディヴェルティメントだったか?が非常に良くて、演奏が終わった直後、しばらくの間レーデル自身が指揮台上で楽員を見つめたまましばらく立ち尽くしていたことが思い出深い。



この協奏曲集は1960年代初めの演奏で1962年にフランスのディスク大賞を受賞している。

ソリストは、音色も含めて今の耳にはよく言えば質実剛健、悪く言えば野暮ったいほどの素朴なもので、ずいぶんと地味な演奏だ。

トランペット協奏曲のアダージョ楽章は、数あるトランペット協奏曲の中でも一番好きな曲。
ギュトラーが実演のアンコールで聴かせた感動的な演奏が思い浮かぶ。


手持ちの日本コロンビア盤と外盤のMHS盤を比べると、音質はさほど差がない。


これは外盤を処分しよう。

Youtubeはギュトラーの吹くテレマンのトランペット協奏曲

|

« モントゥーのエニグマ変奏曲 | トップページ | トレルリのシンフォニア集 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« モントゥーのエニグマ変奏曲 | トップページ | トレルリのシンフォニア集 »