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2015年6月 3日 (水)

カラヤンのフランク

早朝からまとまった雨、本日四国、西日本は梅雨入り。

今日はカラヤン指揮パリ管のフランクの交響曲ニ短調を聴いていた。

手持ちは80年代後半に東芝EMIが出した国内盤CD.
1969年録音で、ベルリンフィルを振ったフランクの交響的変奏曲とのカップリング。
こちらのピアノはワイセンベルクが弾いている。

  ・交響曲 ニ短調
  ・交響的変奏曲*

   ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
    パリ管弦楽団
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 *
    アレクシス・ワイセンベルク(pf)*

   録音年月日:1969年11月25~27、29日、1972年9月21~27日*
   録音 場所:サル・ワグラム、パリ イエス・キリスト教会、ダーレム*


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パリ管は創設まもなく音楽監督のミュンシュが急逝。

その後二年間はカラヤンが音楽顧問という名目でパリ管の面倒を見ているが、演奏記録を見る限りではカラヤンはさほどパリ管を振っていない。

録音はこのフランクのほかは、ワイセンベルクとのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番とラヴェルの4曲の管弦楽曲のみ。
幻想交響曲のスタジオ映像もあるが、これは長くお蔵入りしていてカラヤンの死後にDVDとして発売されている。

カラヤンのフランクも意外と少なくて、交響曲の録音はこのパリ管との録音のみ。
あとは2種の交響的変奏曲の録音があるだけ。
演奏会でも戦後は70-71年のシーズンで数回とりあげている程度。


このパリ管とのフランクは、オケの組み合わせからして期待の持てるものだが、世評の高さに反して私には物足りない。


パリ管のカラフルな響きをゴージャスに引き出してはいるものの、音の響きを磨き上げることにこだわりすぎて、フランクの音楽に聞かれる内省的な深い味わいは希薄だ。


フランクの音楽に共感するものがないままに演奏しているように聞こえる。

EMIの70年前後の録音を復刻したCD初期の国内盤CDは、固い響きが空間にいびつに広がっていくものが多く、このCDも典型的なもの。


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沼響のHPの聴き比べコラム「巨人を聴く」にケンペの演奏の感想をアップしました。

Youtubeはフランクの交響詩「呪われた狩人」クリュイタンスの指揮

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音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。カラヤンのフランクは初版のLPを中古で買ったことがありますが、せっかくパリ管を振っているのに、生煮えのような演奏、ダルな録音で、処分してしまいました。2800円のCD、弟がドヴォルザークの8番を買ったので聴きましたが、これも変な音で、カラヤンのこの時期のEMI録音は近づかないようにしました。

投稿: サンセバスチャン | 2015年6月 4日 (木) 11時18分

サンセバスチャンさん。

カラヤンとパリ管という組み合わせが一見よさそうなのですが、結局水と油状態のような気がします。
オケも醒めていて期待はずれでした。

音もおかしいですね。LPも同様です。

投稿: 山本晴望 | 2015年6月 5日 (金) 11時50分

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