花火を観ながら又吉直樹の「火花」
7月最終の土日は沼津夏祭り。
心配された台風の影響もなく本日快晴。
午前中は娘と家内を駅に送ったついでに、ポイントの溜まっていた家電量販店にブラリと寄ったりしていた。
我が家の家電はこれといった不満もなく使えているので、しばらくこの手の店には寄ってない。
4Kテレビ、掃除ロボットその他、各種最新家電の進化に感心していると、浴衣を着た店員が寄ってきた。
サイクロン型の掃除機の説明などを聞いたりしていたが、結局溜まったポイントでDVDが300枚ほど入るケースを買って店を出た。
夕方、娘と家内を迎えに駅に向かうと狩野川花火大会直前の歩行者天国が始まるところ。
今年はいつもより人出が少ないようだ。
帰宅すると地元のケーブルテレビで花火大会の生中継をやっている。
窓の外から入る遠くの花火の音が、テレビの音とかなりの時間差で聞こえてきた。
写真は数年前に狩野川に打ち上がった花火を撮った写真。
手先がぶれて岡本太郎の作品のようになってしまった。
芥川賞をとった又吉直樹のピースが沼津に来ることを通勤の車中のコミュニティFMで知った。
家内がどうしても行きたいというので、ネットで「よしもと」公演日程を見てみるとこの26日の日曜だという。
受賞後の多忙な時期に、沼津の様な地方都市に来るはずがないので、夏祭りに合わせて芥川賞受賞の前から公演は決まっていたのだろう。
当然売り切れかと思ったら簡単にチケットが獲れて意外だった。
沼津の皆さん、公演の事を知らないのではなかろうか。

受賞作「火花」は増刷中で、いつ入荷になるかわからないという近所の書店の店員の話だったが、どうしても読みたいという家内は、函南のTSUTAYAにあるという情報をキャッチして買ってきた。
音楽は夜になってワルター・ゲルヴィッヒの弾くリュートをしみじみと聴く。
学生時代に購入したLPで、バッハ、ブクステフーデ、パッヘルベルのリュートの作品。
ドイツのCANTATE原盤の日本コロンビアのLP。

・組曲 ト短調 BWV.995 :バッハ
・組曲 ハ短調 :ブクステフーデ
・組曲 嬰ヘ短調 :パッヘルベル
リュート)ワルター・ゲルヴィッヒ
バッハは無伴奏チェロ組曲第5番と同じ曲。
繰り返しの部分で微妙に音色の変化を付けている。
1964年録音、ゲルヴィッヒ晩年の名演だ。
youtubeはゲルヴィッヒのリュート
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