デュカスのピアノ曲全集
今日も雨、一時風雨も激しく大雨洪水警報発令。
今年の梅雨は長い。
母の病院での精密検査が入り一日休みをいただいた。
ちょうど病院へ連れて行くときが雨のピーク。
検査は予想外に早く終わり、ちょうど昼時だったので沼津港の「魚がし鮨」で一緒に昼食。
平日でこんな天気にもかかわらず、店内はそれなりの人の入り。
おまかせ10貫昼のランチ、1,280円
帰宅後はデュカスのピアノ曲全集を聴いていた。
エラート原盤のワーナー発売のCD.1987年録音
01ピアノソナタ変ホ短調 (サン=サーンスに献呈)
02ラモーの主題による変奏曲と間奏曲および終曲
03ハイドンの名による悲歌的前奏曲
04牧神のはるかな嘆き(ドビュッシーへのトンボー (追悼) のための小品)
ジャン・ユボー(p)
全集とはいえ、デュカスは晩年に作品の大部分を破棄してしまったので、ピアノ曲で残されているのはこの4曲で全部。
その4曲とも過去の作曲たちへのオマージュとなっているのが興味深い。
中でも4つの楽章に50分近くの演奏時間を要するピアノソナタは、ドイツ的な堅牢さを感じさせ、ベートーヴェン後期のピアノソナタを思わせるほどの傑作だ。
フランクの影響も大きいようだ。
ピアノはフォーレなどで定評のあるジャン・ユボーによる演奏。
ユボーはデュカスの弟子でこの録音時70歳。
作品に正面から向き合い、しっかりした技巧で曲の本質を洗い出していく。
この大曲の演奏者としてユボーほどの適任者はいないだろう。
Youtubeはデユカスの「ヴィラネル」、バボラークのホルン
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