« 本日の練習、プロコフィエフ短編集 | トップページ | 若きモーツァルトの旅 »

2015年7月11日 (土)

ストコフスキーのプロコフィエフ

良く晴れた土曜日。
雨ばかりだったので、晴れた日が貴重で暑さもあまり気にならない。

朝、愛犬ポコと自宅裏の沼津アルプス徳倉山口から登り始めたものの、途中で座り込んで突然動かなくなってしまった。

Sdsc03896

何かにおびえているようなのでやむなく下山。

Sdsc03899 ポコは途中で見かけたベリーの実が気になる様子。

午後に仕事が有り帰宅は夕刻。


オケでプロコフィエフの「ピーターと狼」を練習している。





今まで意識していなかったのだが、この物語の台本はプロコフィエフ自身が書いている。

プロコフィエフが書いた優れた短編集の存在を今や知っているので、プロコフィエフが小説家としてもやっていけるほどの文才があったことをあらためて確認。


今日はそんなことを考えながらプロコフィエフの音楽を聴いていた。


演奏はストコフスキー指揮のニューヨークスタジアム響による二つの演奏。


1枚はエヴェレスト原盤の日本コロンビアのLP。

Sdsc03904

・組曲「ピーターと狼」:プロコフィエフ

・交響詩「ティルオイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」:R.シュトラウス**

・舞踏への勧誘  :ウェーバー~ベルリオーズ編*


レオポルド・ストコフスキー、ラウル・ポリアキン*指揮
ニューヨークスタジアム交響楽団

ナレーター:キャプテン・カンガルー(ボブ・キーシャン)

1959年、1958年**録音


オケはニューヨークフィルの契約上の変名で、ストコフスキーはこの時期に米エヴェレストレーベルに何枚かの録音を残している。

ポリアキンは当時のエヴェレストレーベルの録音ディレクターだった人らしい。
ポピュラー規格の軽い音楽の録音をたくさん残している。

ナレーターのキャプテン・カンガルーはアメリカCBSテレビの子供番組名で、いつしか出演者のボブ・キーシャン(Bob Keeshan)がそのまま番組名で呼ばれるようになったもの。


ストコフスキーの「ピーターと狼」はストコフスキーらしい改変は終曲を除けばあまりなくて、極めて正統派の演奏。
オケのソロも非常にうまい。

だが、ナレーターはかなりわかりやすい英語だが、いささかオーバーで演奏の価値を損ねているように思う。


ストコフスキーのプロコフィエフでもう一枚。

米エヴェレストの外盤LPでこれがオリジナル.
35ミリマグネティック録音。

Sdsc03902

・歌曲「みにくいアヒルの子」:プロコフィエフ

・「子供の領分」から    :ドビュッシー~カプレ編

・組曲「シンデレラ」   :プロコフィエフ


レオポルド・ストコフスキー指揮
ニューヨークスタジアム交響楽団
メゾソプラノ:レジナ・リザネック

1959年録音

「みにくいアヒル」のオケ版の録音は非常に珍しく、ジャケットには世界初録音と書いてある。

ピアノ伴奏版はリヒテル夫妻の古い録音が露メロディアから出ていた。


ドビュッシーも含めてストコフスキーの手がかなり入っているようだ。
「シンデレラ」はストコフスキー独自の選曲による組曲版。


Youtubeはユジャ・ワンの弾くプロコフィエフ、トッカータ

|

« 本日の練習、プロコフィエフ短編集 | トップページ | 若きモーツァルトの旅 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 本日の練習、プロコフィエフ短編集 | トップページ | 若きモーツァルトの旅 »