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2015年7月 1日 (水)

ショルティ、ベルリンフィルへの初録音

今日は朝から雨。午後に外で重要な会議があったことをうっかり失念。

慌てて建物から出ると外はいきなりの暴風雨。
傘はおちょこになり文字通り頭から冷水を浴びた状態に・・・

ハードな先週を乗り切って緊張が緩んだ結果の失敗。

反省・・・・・

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今日は、先週オケの初見大会で演奏した歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲と歌劇「イーゴリ公」序曲。 この2曲を収録しているショルティ指揮ベルリンフィルの演奏で聴いた。

英DECCA録音の国内盤LP.

01交響詩「はげ山の一夜」 :ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編)
02歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 :グリンカ

03歌劇「ホヴァンシチナ」~ 第1幕への前奏曲同~ペルシャの奴隷の踊り
                   :ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編)

04歌劇「イーゴリ公」~序曲:ボロディン(グラズノフ編)
  1959年6月録音。

ショルティがベルリンフィルを振った初録音。

以後死の前年のR.シュトラウスのライヴ録音まで、ショルティのベルリンフィルとの正規録音はないようだ。


不思議なのは、1958年から1960年までのベルリンフィルの録音は、グラモフォンのカラヤン、ベームの一連の録音が主なもので、他にHMVへのクリュイタンスのベートーヴェンやケンペの「新世界など」があったくらい。
テレフンケンへのカイルベルトの録音もあるものの、 DECCAへの録音はこれ1枚のみしかない。

この頃はショルティがウィーンフィルとの歴史的なリングの全曲録音に取り組んでいた頃で、このベルリンフィルとの演奏は、なぜかしばらくお蔵入りしていて録音後かなり経ってから発売されたようだ。


演奏は ベルリンフィルの黒光りする鋼鉄のような響きをことさら強調しつつ、オケを強引にドライヴした過激なもの。


ショルティ独特のエルボーを効かせた指揮姿が目に浮かぶ。

デリカシーの感じられないピアニシモ欠如型の強烈な演奏だが、ロシア音楽のひとつの生き方としてはこれでよいだろう。


Youtubeはこのベルリンフィルの録音と同時期のショルティのリングの録音風景。「ジークフリートの葬送行進曲」。レコードジャケットと同じ服だ。

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