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2015年7月15日 (水)

ポーラースとシューリヒトのバッハ

晴れ一時豪雨。
今日も暑く午前中は熱風。碧空の中富士山もよく見えていたが、昼過ぎに突然の豪雨。

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写真は富士市在住の友人が今日撮影したものを拝借しました。

昨日聴いたフルーとのポーラースの演奏で他に録音がないかと探してみたら、なんと大指揮者シューリヒトのバッハの管弦楽組曲第2番のソロを吹いていた。

巨匠最晩年のコンサートホールレーベルへの一連の録音のひとつ。
オケはフランクフルト放送響。


さっそくレコード棚から取り出して聴いてみる。

・管弦楽組曲第2番

・管弦楽組曲第3番

fl)クラウス・ポーラース
カール・シューリヒト指揮
フランクフルト放送交響楽団

Sdsc03911

手持ちはコンサートホールソサエティが出した国内盤LP.

ジャケットにはちゃんとフルートソロ、クラウス・ポーラースと書いてある。
なお再発されたCDではソリストの名前は消えていた。

音盤購入記録を見ると1993年2月14日、500円で購入。

この頃沼津にあったインディーズ系のポップスを主に扱っていた中古レコード店 で購入したことを思い出した。

この時オッテルローの第九や、クリップスのウィンナワルツ集などのコンサートホールソサエティのLPを数枚まとめて買っている。


もう20年以上も前のことで演奏の内容は完全に記憶から飛んでいるが、 少なくともフルートソロについては全く印象に残っていない。


久しぶりにレコードに針を落とし組曲第2番の序曲から聴いてみる。

ポーラースのフルートは渋い音色で端正、オケの響きに溶け込みシューリヒトの造る音楽に同化しながらも、時として浮かび上がり、さりげなくソリストとしての主張もうかがえる凄いソロだった。


聴いているうちに、生涯オケの中の奏者として音楽人生を貫いたフランスの名フルーティスト、デユフレーヌを思い出した。


ついでに裏面の組曲第3番も聴いてみた。
こちらにはフルートは入らない。

軽妙な舞曲の数々を端正に聴かせながらも、音楽の根っこはロマンティック。
非常に深い意味を持って聞き手に迫るバッハ。

有名な第2曲「アリア」など、聴いていて泣けてくるほど感動的だ。

シューリヒトのバッハ演奏といえば、名だたる名手たちをシューリヒトの掌の上で自由に遊ばせたブランデンブルク協奏曲全曲録音が有名だが、この2つの組曲はシューリヒトのバッハ感が簡潔にして直截な形で現れた名演。


Youtubeは組曲第2番、ベルリンフィルノメンバー

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コメント

記事を拝見した者です。

bookoffで安く売られていたG・ケール/マインツ室内Oのバッハ「管弦楽組曲2・3・4番」を聞いた折、2番のパディネリのフルートが実に鮮やかで、驚いてネットで調べたら、どうやらポーラースが吹いているようでした。

バイオ等が全く分からないのですが、こんな人がなぜ無名なのかと思わずにはいられない、素晴らしい奏者だと感じます。

ポーラースに関する情報を読むことができ、有り難く思っております。感謝。

投稿: Y・O | 2015年10月29日 (木) 21時15分

Y.Oさん、コメントありがとうございます。


私もポーラースの存在はあまり意識していませんでしたが、たまたま聴いたモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲が実に素晴らしく、しかもシューリヒトのバッハで吹いていることに気が付いて驚いた次第です。

マインツ室内管のバッハも探してみようと思います。

投稿: 山本晴望 | 2015年10月30日 (金) 22時26分

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