「あずみ野」で聴くグレゴリオ聖歌
曇り時々激しい雨。あい変らずの梅雨模様。
土曜休みで今日から3連休。
これといった予定は入っていないものの、明日は町内の地蔵尊のお祭り。
我が家が地蔵講の当番にあたり、炊き出しの準備その他で忙しい。
明日、近所の人たちが朝早くから我が家に集合の予定。
夕方、高校の後輩でホルンも吹いていたU君から突然の電話。
彼は現在大阪在住。
近くの喫茶「あずみ野」にいるので来ませんか? とのこと。
彼とは久しぶりなので快諾。
すぐに「あずみ野」に向かうつもりだったが、前回訪問した時に、次に来るときにはエネスコの弾くヘンデルのヴァイオリンソナタ第4番のルーマニア盤を持って行くという店主さんとの約束を思い出した。
レコード棚を探したがなかなか見つからない。
ついでに今週聴いて非常な感銘を受けた、シューリヒト指揮のバッハの管弦楽組曲のLPも持参。
店に着くと、沼響でクラリネットを吹いているSさんも居る。
店内ではヴォーン・ウイリアムスの「タリスの主題による変奏曲」が流れていた。
ボールト指揮プロムナード管による演奏。
お店でこの3人プラス店主さんと密度の濃い音楽談義。
店主さんから、真空管の良いプリメインアンプが入ったので音はどうですか?
ということらしい。
確かに良い音だ。
だが、いざ購入となると懐具合を考えて二の足を踏んでしまった。
そして持参の2枚を聴いてみる。
まずはエネスコ。
悪くないがいつも店で聴いている素性不明のLPの再生音とは微妙に違う。
それが手持ちのLP由来のものか、一時的に繋げている真空管プリメインアンプに由来するものかはわからない。
続いてシューリヒトのバッハから、組曲第3番の序曲と有名なアリアを聴く。
途中で女性のお客さんが2人店に入ってきた。
再生装置が良いだけに盤の汚れに起因するノイズが気になるものの、家の装置と比べるとさすがにより深いところからの音を探り出している趣。
「アリア」はやはり感動的。
入ってきたお客さんも「いい音楽ですね」と聴き入っていた。
店の音盤では、ブライマーの吹くモーツァルトのコンチェルトや、ライスターその他のモーツァルトのディヴェルティメント集など。
残響豊かな素晴らしい音だった。
冒頭にトランペット群によるファンファーレのような音が入っていてビックリ。
ロマンティックで暖かな癒しの音楽。
Youtubeはそのスコラ・フンガリカによるグレゴリオ聖歌集
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コメント
こんな喫茶店が近くにあって羨ましいな。スピーカーはヨーク?いい音なんでしょうね。
学生時代、一緒したクレモナが懐かしいです。
投稿: 武田晴美 | 2015年7月20日 (月) 06時37分
この店、私の高校時代からでもう40年も続いています。
音は典型的なタンノイの音で古い録音を良い音で聴かせてくれます。
貴君のオーディオもヴィンテージ品揃いで凄いですね。
クレモナ、懐かしいなアルテックの音も聴きたくなりました。
投稿: 山本晴望 | 2015年7月20日 (月) 20時15分