Barbirolli - Hallé Favourites
8月も今日で終わりの週初め。
終日降り続いた昨夜来の雨は朝まで残り涼しい一日となった。
パリで見つかった娘のスーツケースは今日家に届いたが、スーツケースが壊れていた。
修理代は出るらしいが買った方が安いかもしれない。中身は無事だった。
雨降りの日曜はほとんど外出もせずに読書三昧。
歴史ものを2冊。
「浅井長政のすべて」(小和田哲男編 新人物往来社, 2008.8)。

もう一冊は明智光秀の子孫だという明智 憲三郎の「本能寺の変431年目の真実」(文芸社文庫)
浅井長政については、信長の妹を娶りながら、寝返ったために信長に滅ぼされた影の薄い戦国大名くらいの扱いしかされていなくて、実際はどんな人物だったのだろうと以前から気になっていた。
彼の3人の娘たちがその後の日本の歴史に与えた大きな影響を考えるとなおさらだ。
以前、テレビ東京の「開運なんでも鑑定団」に浅野長政の書状が出た時に、鑑定した増田孝先生が浅井長政の自筆の書状はほとんど残っていなくて、実際のところよくわかっていないといった趣旨の発言をされていた。
音楽はバルビローリ指揮の小品集 "Barbirolli - Hallé Favourites"
バルビローリソサエティから出ていたCD.

・歌劇『運命の力』序曲* :ヴェルディ
・歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』間奏曲** :マスカーニ
・歌劇『ラ・ジョコンダ』より 「時の踊り」*** :ポンキエッリ
・歌劇『ヴィルヘルム・テル』より バレエ音楽** :ロッシーニ
・菩提樹の木の下で ~「アルザスの風景」*** :マスネー
・愉しい行進曲*** :シャブリエ
・ネル・グウィン舞曲(三曲)**** :ジャーマン
・シェパーズ・ヘイ!
・岸辺のモリー
・アイルランド、デリー州の調べ
・モリスもどき ・シェパーズ・ヘイ! (ステレオ試験録音セッション) *****
:以上グレンジャー
ジョン・バルビローリ卿指揮
ハレ管弦楽団
1957~1958年録音、 マンチェスター、フリー・トレード・ホール
Dutton-The John Barbirolli Society CDSJB 1006 (1996)
グレンジャー以外はステレオ録音。
「シェパーズ・ヘイ」のステレオ試験バージョンではバルビローリの肉声も聞こえる。
いずれもバルビローリの多彩な芸風と暖かな人柄に魅了させられる逸品揃い。
イタリア気質の強靭なカンタービレを聴かせる「運命の力」序曲。
ヒューマンで暖かな歌が感動的なマスカーニでは、田舎の教会の古いオルガンのようなフリー・トレード・ホールのオルガンの鄙びた響きが良い雰囲気を出していた。
シャブリエの豪快な演奏もゴキゲンだ。
「菩提樹の木の下で」は、この演奏で引退となったハレ管の老チェロ奏者をソロに引き立てての録音。
ひしひしと迫るチェロソロの熱い思いが泣かせる演奏。
ほのぼのとさせるグレンジャーも聴きものだ。
ウィリアムテルのバレエ音楽は、ブリテンの「マチネミュージカル」に使われたと同じ素材だった。
もともとシングル盤やLPへの余白の穴埋めのために収録されたもので、録音時期はバラバラであるものの、曲の配列が絶妙で聴いた後に爽やかな感動を残す名盤。
Youtubeはバルビローリのリハーサル、チャイコフスキーの交響曲第4番
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