« フィエルシュタートのアルフェーン、「真夏の徹夜祭」 | トップページ | 夏の夜のボエームの会、2015 »

2015年8月10日 (月)

二つの世界大戦に逝った作曲家

立秋も過ぎて今週末はお盆。

2010121423050000_3
夜盛んに鳴いていた蝉は一昨日あたりから聞こえなくなり、裏山の奥からはフクロウの声。


昨日娘たちが東京ディズニーシーに行くというので、早朝上の娘を駅まで送る。 一足先に横浜の居住先へ帰った下の娘とは東京で合流するのだという。

送った帰りに前日に続き千本浜海岸へ寄ってみた。

Sdsc03994
薄く靄がかかっていた土曜日の景色が一転、そこにはクリアな風景が広がっていた。


Sdsc03995
涼やかな風が吹き富士山も見える。

蒼い空に碧い海。

Sdsc04009

遠くには大瀬岬、遊漁船も釣り人も土曜より多いようだ。


涼しい時間に家内と墓の掃除をするつもりが、気の早い母が「草が気になったから」と一人で墓の掃除を済ませてしまっていた。



昼は家内とネオパーサ駿河沼津SAへ行っていた。


11873370_825361617583227_6817277869

海と山にかこまれた沼津市街が良く見えた。


11231140_825361644249891_1997735539 そこで昼食の予定が、混んでいたので、結局麓の回る寿司屋の「はま寿司」で軽く食事。







音楽は二つの世界大戦で若くして逝ってしまったイギリスの二人の作曲家の曲を聴いていた。


イギリスのBBC放送に残されていたライブラリーから、およそ100枚分のCDを1995年に日本クラウンが発売したものから「イギリス音楽名曲集」。



なんとも平凡なタイトルだが、ヴォーン・ウイリアムス以外はマイナーな、5人のイギリス近代作曲家の作品を1968年から1975年までのライヴ録音から集めたもの。


4988007115896

・青柳の堤~オーケストラのための牧歌  :バタワース
・タリスの主題による幻想曲       :ヴォーン・ウイリアムス*
・ヴァイオリンと管弦楽のためのイントロイト  :フィンジ**

     エードリアン・ボールト指揮
     ロンドンフィルハーモニー管弦楽団
      ニューフィルハーモニア管弦楽団*
     ジェラルド・ジャーヴィス(ヴァイオリン)**

・ハープシコード協奏曲          :リー

      ジョージ・マルコム(ハープシコード)
     ネヴィル・マリナー指揮
      アカデミー・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ


・「カプリオル」組曲            :ウォーロック

     レナード・ハーリッシュ指揮
    ハーシュチェンバープレイヤーズ

・クラリネット協奏曲ハ短調 作品31  :フィンジ

     ジャネット・ヒルトン(ジャネット・ヒルトン)
     ブライデン・トムソン指揮
     BBCノーザン交響楽団


5人の中でヴォーン・ウイリアムスは長生きしたけれど、他の4人は比較的短命だった。


最初のジョージ・バタワース(1885~1915)は、第一次世界大戦に将校として従軍。激戦地ソンムで戦死。
出征の直前に作品の多くを破棄してしまったので残された作品は少ない。

ウォルター・リー(Walter Leigh 1905~1942)は、ベルリンでヒンデミットに学んだ作曲家。
第二次世界大戦中にリビアのトブルク近郊で戦死している。


二人の作風は異なるものの、いずれも印象派風の清廉で爽やかな心地よい音楽。

ボールトの「タリス幻想曲」の録音はいくつかあるけれども、ここで聴かれるライヴが最も熱い演奏だ。

フィンジのふたつの協奏曲作品も高原の涼やかさを連想させるもの。


雑多なようでいて、ストリングス中心の静かな佳品を集めた好アルバム。

Youtubeはバタワースの「青柳の堤」

|

« フィエルシュタートのアルフェーン、「真夏の徹夜祭」 | トップページ | 夏の夜のボエームの会、2015 »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« フィエルシュタートのアルフェーン、「真夏の徹夜祭」 | トップページ | 夏の夜のボエームの会、2015 »