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2015年8月29日 (土)

「ショパン全集」LP20枚組

雨が降りそうな曇り空。

ドイツに行っていた下の娘は無事帰国した。

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ところがスーツケースが行方不明となり成田に着かなかったという。


一緒に行ったツァーの人たちの中で娘のだけ行方不明。

下の娘は幼い時からいざとなると何かとアクシデントに遭遇する不思議。

( *その後スーツケースはパリで見つかりました。)



  今日はおばぁちゃんは京都旅行、上の娘は職場の友人と横浜中華街、家内は人間ドック。

というわけで今日も自分ひとり。


午前中は葬式だった。
場所は三島の斎場。

以前は斎場まで小一時間はかかっていたが、伊豆縦貫道が開通してから自宅から20分足らずで着けるようになった。

葬儀は故人の人徳で多くの人が集まりました。

午後は部屋の片づけなどをしているうちにダラダラと時間が過ぎてしまった。


どうも毎年夏場になると音盤購入の虫が騒ぎだす。


ここ数年、知り合いの方や人からの紹介でアナログレコードのコレクションを譲り受けることも多くなって音盤の増殖は止まらない。

寝る前に、オークションのサイトをなにげなく眺め始めるともういけない。 聴いてみたいと思ったままそのうち忘れていたLPやCDを再発見すると、思わずクリックしてしまう。



そんな勢いで落札してしまったのが、日本コロンビアが1979年に出した1000セット限定発売「ショパン全集」LP20枚組。


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ショパンの生涯と豊富な譜例入り全曲目解説冊子付き。


これは1960年のショパン生誕150年を記念して、ポーランド国立音楽出版局が、国営レコード会社MUZAとワルシャワショパン協会との協力を得て、室内楽曲や歌曲も含めたショパンの全作品を録音するという一大事業として立ち上げたもの。


その時点で把握できていたショパンの全ての作品(232曲)をポーランドの演奏家たちにより録音。

完成まで10年の歳月を費やしている。


CD化もされていたが現在廃盤。
学生時代にレコード屋のカウンターにどん!と鎮座していたのを思い出した。

貧乏学生だったあの頃の自分にはとても手の届くものではなく、無縁のものとして眺めていたのが、中古盤とはいえ30数年の年月の経過で1食分の値段で入手できるようになった。

使用譜はパデレフスキ版(クラクフ版)ということで、今となっては古いかもしれないが、 現在世界のショパンの演奏譜として主流になりつつあるエキエル版ナショナルエディションの校訂者ヤン・エキエルも演奏者の一人として名を連ねている。


さらに映画「戦場のピアニスト」で有名になったシュピルマンや、パデレフスキの弟子で第1回ショパンコンクールのマズルカ賞を受賞したシュトンプカの録音も貴重だ。

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第1回ショパン国際ピアノコンクールの優勝者ステファニスカは、来日もしていておなじみのピアニスト。


その後ショパンのピアノ曲全集はいくつか出ているが、この全集の価値は薄れていない。


なお、1955年のショパンコンクールでアシュケナージを抑えて優勝し、審査員のミケランジェリが抗議して審査員を降りるという騒ぎとなった、ポーランド出身のピアニスト、ハラシェビッチの名は入っていない。


この頃すでに他のレーベルに多くのショパンの録音があったからだろうか。

Youtubeはシュピルマンの弾くショパン

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