« Barbirolli - Hallé Favourites | トップページ | アンコール、サー・ジョン! »

2015年9月 1日 (火)

ブリテン、ヴィオラのための「ラクリメ」

今日から9月。

終日雨でこのまま暑さは戻らず秋へ流れる気配。

大雨洪水警報発令中。


夜になってカミナリも鳴り始めた。


今月半ばから始まる昨年度の決算その他の審議に向けての準備、打ち合わせ。

さらには組織全体のコンピューターシステムの大規模な更新作業の進捗状況の精査など。




今日はブリテンの自作自演。


BBCLegendから出ているCDで、ブリテンのテノールのための歌曲を集めたもの。

テノールはブリテンと一心同体のような存在だったピーター・ピアーズが歌っている。
「なお雨は降る」のホルンオブリガードソロは名手デニス・ブレイン。

最後にブリテンのピアノ伴奏によるヴィオラのソロの「ラクリメ」が聴ける。

全てブリテン自身の伴奏によるライヴで、1956年から1971年までのモノラル、ステレオ混在の録音。

Mi0001035280


















・私たちの狩りをする先祖 作品8*

・この子らは誰か     作品48


・カンティクル第3番『なお雨は降る』 作品55**


ピーター・ピアーズ   (テノール)
デニス・ブレイン**  (ホルン)
ベンジャミン・ブリテン(指揮* ピアノ)
ロンドン交響楽団*


・ラクリメ-ダウランドの歌曲の投影   作品48

   マーガレット・メージャー (ヴィオラ)

   ベンジャミン・ブリテン  (ピアノ)


このCDのブックレット写真のそのものの、シリアスでモノクロームな寒々とした作品たち。


「なお雨は降る」のデニス・ブレインの速いパッセージでのソロは神業の域。

最後のヴィオラのための「ラクリメ」は、ルネサンス期の作曲家ジョン・ダウランドのリュート曲「もし僕の訴えが If my complaints could passions move」に基づく曲。



音の断片として散らばっていたダウランドのリュート曲が、しだいに収斂していき最後にはオリジナル曲の形となっていく感動的な名作だ。



ヴィオラとピアノの二つの楽器を使って、混沌とした空間がひとつに凝縮していく過程を時間の経過とともに追体験するような作品。


最後に原曲が出現する瞬間は衝撃的。

オケ伴奏版は作品48a



Youtubeはダウランドの「もし僕の訴えが」

|

« Barbirolli - Hallé Favourites | トップページ | アンコール、サー・ジョン! »

音盤視聴記録」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Barbirolli - Hallé Favourites | トップページ | アンコール、サー・ジョン! »