ルモーテルの抒情組曲
天気は再び下り坂。夜から雨。
気温が下がり涼しさを超えて寒くなってきた。
午前の内部会議で重要な改革案の検討が2件、夕方から組織中枢の会議で別件の案件を審議。
今日もグリーグ。ベルギーの指揮者ヴァン・ルモーテルの録音。
曲はスイトナーとウェルドンで聴いたのと同じホルベルク組曲、抒情組曲、ノルウェー舞曲など。
米VOXのLPでオケはバンベルク響
手持ちはモノラルLPだがステレオ録音でNMLでも聴くことができる。
・叙情組曲 作品54
・ノルウェー舞曲 作品35
・組曲「ホルベアの時代より」作品40
・抒情小曲集第8巻作品68から 「トロルハウゲンの婚礼の日」
エドゥアルド・ヴァン・ルモ-テル指揮
バンベルク交響楽団
1956年録音 米VOX PL9840
ルモーテル(1926~1977)は、ウェルドンより20歳ほど若いベルギーの指揮者。
ほぼ同世代のブーレーズやプレートルよりも若く、今現役でもおかしくないが、51歳の誕生日の日に亡くなってしまってそのまま忘れられている。
独特の音色と明晰な解釈で、特にフランス系の音楽に良い録音を残していた。
見つけたら迷わず購入しているお気に入りの指揮者の一人。
ルモーテルは25歳の若さでベルギー国立響の首席指揮者となり、後にセントルイス響の音楽監督。
このセントルイス響時代(1958~1962)にオケと衝突し団員を大量解雇。
この時優秀な団員の何人かはセルに引き抜かれてクリーヴランド管に移っている。
結局契約更新されることはなくセントルイスを去り、モンテカルロ国立歌劇場管の音楽顧問となった後はフリーとなり、表舞台から徐々に消えてしまいそのうち亡くなってしまった。
何回か来日し解散前の日本フィルや大阪フィル、東京交響楽団を振っていて評判も良かったようだ。
死亡当時に記事が新聞に出て、それほど有名な指揮者だったかな?と意外に思った記憶が今でも鮮明。
セントルイス響の時代のプロコフィエフの「スキタイ組曲」と「3つのオレンジへの恋」組曲の録音などは、引き締まったリズムとルモーテル独特のメロウな音色がバランスよくマッチしていて非常に良い演奏だった。
セントルイス時代よりも前に、米VOXに比較的まとまった量の録音を残しているが、こちらは玉石混交の感は否めない。
このグリーグは、多少アンサンブルに粗さはあるけれども、いくぶん渋い響きのオケからロマンティックな響きを引き出している。
ルモーテルのグリーグでは、同じ米VOXに二つの悲しき旋律、交響的舞曲の録音もあってCD化もされている。
決して多いとはいえないルモーテルの録音の中で、これだけまとまった数のグリーグの曲の録音が残っているのが意外だった。
Youtubeはグリーグのノクターン
ルモーテルは25歳の若さでベルギー国立響の首席指揮者となり、後にセントルイス響の音楽監督。
このセントルイス響時代(1958~1962)にオケと衝突し団員を大量解雇。
この時優秀な団員の何人かはセルに引き抜かれてクリーヴランド管に移っている。
結局契約更新されることはなくセントルイスを去り、モンテカルロ国立歌劇場管の音楽顧問となった後はフリーとなり、表舞台から徐々に消えてしまいそのうち亡くなってしまった。
何回か来日し解散前の日本フィルや大阪フィル、東京交響楽団を振っていて評判も良かったようだ。
死亡当時に記事が新聞に出て、それほど有名な指揮者だったかな?と意外に思った記憶が今でも鮮明。
セントルイス響の時代のプロコフィエフの「スキタイ組曲」と「3つのオレンジへの恋」組曲の録音などは、引き締まったリズムとルモーテル独特のメロウな音色がバランスよくマッチしていて非常に良い演奏だった。
セントルイス時代よりも前に、米VOXに比較的まとまった量の録音を残しているが、こちらは玉石混交の感は否めない。
このグリーグは、多少アンサンブルに粗さはあるけれども、いくぶん渋い響きのオケからロマンティックな響きを引き出している。

ルモーテルのグリーグでは、同じ米VOXに二つの悲しき旋律、交響的舞曲の録音もあってCD化もされている。
決して多いとはいえないルモーテルの録音の中で、これだけまとまった数のグリーグの曲の録音が残っているのが意外だった。
Youtubeはグリーグのノクターン
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