シェルヘンのオネゲル
またもや雨の月曜日。
「ゴン中山」のJFLアスルクラロ沼津の練習参加の嬉しいニュース。
中山雅史のサッカーへ賭ける情熱と、体力維持への超人的な努力の話は現アスルクラロ沼津理事長の畏友山本昌邦から聞いていた。
ぜひ現役復帰を実現させてもらいたいもの。
帰宅後はヘルマン・シェルヘンのオネゲルの管弦楽曲を聴いていた。
ウェストミンスターのLPで1955年録音。
オケの名称はフィルハーモニックーケストラ・オブ・ロンドンで、ビーチャムが創設したロイヤルフィルの変名。
オリジナルはモノラルだが手持ちは疑似ステレオ盤
・パシフィック231
・ラグビー
・喜びの歌
・交響的運動第3番
・夏の牧歌
ヘルマン・シェルヘン指揮
フィルハーモニック・オーケストラ・オブ・ロンドン
(ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団)
1954年録音 WESTMINSTER TK3054
1954年録音 WESTMINSTER TK3054
シェルヘンはオネゲルと親交があり何曲かの初演もおこなっている。
オネゲルの作品にはツィピーヌの名演奏があるけれども、
このシェルヘンの演奏は曲によってはツィピーヌ盤をさらに上回る大変な名演だ。
フランスのオケ独特の音色の魅力で何となくの雰囲気で押していくというよりも、明晰にして厳しさまでも感じられる演奏。
「夏の牧歌」での爽やかな清潔感など非常に感銘深い。
戦後のマッカーシズム(反共主義)でシェルヘンのスイスでの排斥運動に加わっていたアンセルメやザッヒャーの演奏を遥かに超える名演だ。
モノラルのステレオ化は非常にうまくいっている。
Youtubeはオネゲルの「夏の牧歌」
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