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2015年10月31日 (土)

雅楽「陵王」

曇り、10月も最終日となり冬の前ぶれが感じられるような肌寒い朝を迎えた。


上の娘は昨日夜から渋谷に行ってハロウィーンの前夜祭を楽しんだらしい。


花金の昨晩はこの10月採用の新入社員の歓迎会だった。
新人は経験豊かな巨漢の快男児。


場所は今年定年退職したわが社の先輩が所有するビル内の居酒屋。

わがセクションは女性が多く、賑やかで華やかな宴となった。
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多少二日酔い気味の今日、は家内と沼津御用邸記念公園の「松籟の宴」に行っていた。


旧御用邸は自転車で我が家から所要時間10分弱。

飲食チケットを購入して、今年はいくつかのブースから「aiai」のクレープと海鮮スープ、そして「SHORE」のチーズを選んだ。


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ちょうど前庭ではフラメンコギターのライヴをやっていて、チーズをかじりながら聴いていた。


ギタリストは奇遇にも家内の知人。

自分も10年ほど前に1度だけ会っている。
 


このイベントのお目当ては江の浦の住吉神社の方々による『浦安の舞と雅楽「陵王」』。

これを見るために毎年来ている。

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雅楽の最初の曲はチューニングを兼ねた「音取り(ねとり)」。



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偶然にもオーケストラのチューニングと同じAの音だった。


関係者の話によると430Hz。



西洋音楽とは異なる時間の流れの音楽。

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地元の小学生たちの浦安の舞、そして「陵王」も立派なものだ。

アマチュアとはいえ衣裳も雅楽も本格的。

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音楽はチェコの指揮者、カルロ・シェイナのマーラー。



曲は交響曲第4番。


チェコスプラフォン音源をDENONがCD化したもの。



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・交響曲第4番ト長調

 
 マリア・タウベロヴァー(ソプラノ)

 カレル・シェイナ指揮
 
チェコフィルハーモニー管弦楽団 

録音:1950年4月6,7,29日、5月2日 
プラハ、ドモヴィナ・スタジオ(セッション、モノラル)


シェイナはアンチェルやノイマン、クーベリックといったチェコを代表する指揮者たちに比べると、著名度は極端に劣るが、チェコフィルの副指揮者を務め、縁の下の力持ち的な実力者。



録音は非常に少ないが、DENONが代表的な録音はCD化していた。


この演奏は、素朴にしてきっちり歌い上げたボヘミアのマーラー。
演奏全体に聞き手を包みこむような温かさが漂う。


古き良き時代を思い起こすような懐かしさが感じられる名演だ。


第4楽章のソプラノ独唱は非常にうまい。

Youtubeはマーラーの交響曲第4番、室内楽版

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