チェコフィル・コレギウム合奏団
今週ラストの金曜日。
腰痛は未だ癒えず昨日は鍼灸院で生まれて初めてお灸というものをやってみた。
他にご近所の不幸もあり、オケの練習は2週連続の痛恨の欠席。
実はパーヴォ・ヤルヴィ指揮のNHK音楽祭のチケットが知人から回ってきたのだが、こちらも涙を呑んで他の人に回すことに。
本日午前中に外部委員によるシビアな審議。
聞かれた内容は想定内であったものの腰が重く苦行の2時間余り。
自分の発言もキレを欠き、空は晴れたが気分は灰色。
幸いにして夜は、沼津法人会青年部主催「税を知る週間のチェコフィルメンバーによるチャリティコンサート」
職場を早めに失礼して家内と娘と3人で聴きに行った。
場所は沼津市民文化センター大ホール。
メンバーは今年もチェコフィル。
毎年ありがたいことです。
チェコフィルハーモニーコレギウム合奏団ということで、
曲は
・モルダウ
・G線上のアリア
・カヴァレリアルスティカーナ間奏曲
・ヴォカリーズ :ラフマニノフ
・タイスの瞑想曲
・アイネクライネナハトムジーク
・家路 わが母の教え給いし歌
・夢のあとに
・アヴェマリア:カッチーニ
・リュートのための古風な舞曲とアリア第3番
・ジュピター
というもの。
肩の凝らない親しみやすい曲のオンパレード。
メンバーはチェロ奏者のみがプラハ室内フィルのメンバーで、他は全てチェコフィルの現役団員。
ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1の総勢8名
対向配置。
弦楽合奏のオリジナルはアイネクライネとレスピーギのみということで、正直なところあまり期待していなかった。
だが「モルダウ」からしてしっとりと落ち着いたチェコフィル独特の音が聞こえてきた。
さすがに良い音。
プロフィールを見ると国際コンクールの入賞者やチェコフィルの副コンマスなどもいて選りすぐりのメンバーで水準は非常に高い。
「G線上のアリア」やラフマニノフの「ヴォカリーズ」、「タイスの瞑想曲」など、 大部分の曲は2人のヴァイオリン奏者が交代でソロを弾いていた。
その二人の音色が明らかに異なるのが聴いていて面白い。
聴いているうちに、このアンサンブルの要はヴィオラ首席のJaroslav Kroftであることが段々とわかってきた。
曲の合間に聞こえてくるヴィオラの音色の素晴らしさ。
最後の曲目に「ジュピター」とあったので、てっきりあの有名な旋律のみだと思っていたら、「木星」を弦楽合奏でほぼカットなしで全曲演奏したのには驚いた。
アレンジも良かった。
アンコールに「ユモレスク」が演奏され始めた時には、客席全体からハァーっとした暖かなため息のようなものが自然に立ち上がっていた。
メンバーの全員がプラハ音楽院かプラハ音楽アカデミー卒。
月並みだが、スメタナやドヴォルザークに聞かせる独特の歌い回しは、やはり他の追随を許さなかった。
ユモレスクにはホロリときました。
チェコフィルのメンバーはここ数年毎年のように来てくれているが今年は特に良かった。
きつかった一週間最後の夜のコンサートは干天の慈雨
コンサートが終わったあと娘は職場の友人に誘われてカラオケへ。
「いい音を聴いて耳が清らかになっているのにカラオケで濁っちゃうな」などと言いながら出かけていった。
夕食がまだだったので、家内と函南にある「赤から」で赤から鍋とせせり焼きを食べて帰宅。
肩の凝らない親しみやすい曲のオンパレード。
メンバーはチェロ奏者のみがプラハ室内フィルのメンバーで、他は全てチェコフィルの現役団員。
ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ1、コントラバス1の総勢8名
対向配置。

弦楽合奏のオリジナルはアイネクライネとレスピーギのみということで、正直なところあまり期待していなかった。
だが「モルダウ」からしてしっとりと落ち着いたチェコフィル独特の音が聞こえてきた。
さすがに良い音。
プロフィールを見ると国際コンクールの入賞者やチェコフィルの副コンマスなどもいて選りすぐりのメンバーで水準は非常に高い。
「G線上のアリア」やラフマニノフの「ヴォカリーズ」、「タイスの瞑想曲」など、 大部分の曲は2人のヴァイオリン奏者が交代でソロを弾いていた。
その二人の音色が明らかに異なるのが聴いていて面白い。
聴いているうちに、このアンサンブルの要はヴィオラ首席のJaroslav Kroftであることが段々とわかってきた。
曲の合間に聞こえてくるヴィオラの音色の素晴らしさ。
最後の曲目に「ジュピター」とあったので、てっきりあの有名な旋律のみだと思っていたら、「木星」を弦楽合奏でほぼカットなしで全曲演奏したのには驚いた。
アレンジも良かった。
アンコールに「ユモレスク」が演奏され始めた時には、客席全体からハァーっとした暖かなため息のようなものが自然に立ち上がっていた。
メンバーの全員がプラハ音楽院かプラハ音楽アカデミー卒。
月並みだが、スメタナやドヴォルザークに聞かせる独特の歌い回しは、やはり他の追随を許さなかった。
ユモレスクにはホロリときました。
チェコフィルのメンバーはここ数年毎年のように来てくれているが今年は特に良かった。
きつかった一週間最後の夜のコンサートは干天の慈雨

コンサートが終わったあと娘は職場の友人に誘われてカラオケへ。
「いい音を聴いて耳が清らかになっているのにカラオケで濁っちゃうな」などと言いながら出かけていった。
夕食がまだだったので、家内と函南にある「赤から」で赤から鍋とせせり焼きを食べて帰宅。

Youtubeは「ユモレスク」
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コメント
こんばんは!出だしのモルダウからよかったです。8人いると音の迫力が違いますね。私もヴィオラの音が良かったです。コントラバスが貝っていたのでチェロも豊かな音を出していてよかったです。タイスの瞑想曲はいつも聞いている音とちょっと違っていましたがよかったです。メンバーのコンディションがいい状態で聞けてよかったです。古いはなしですがベルリンフィルの木管5重奏のときはがっかりしました。
投稿: パンターニ | 2015年10月11日 (日) 22時59分
パンターニさんも聴かれたのですか。
今回は団員の方の水準が非常に高くて楽しめました。
アレンジも非常に良かったと思います。
投稿: 山本晴望 | 2015年10月14日 (水) 21時54分