アドニのグリーグ、抒情小曲集
今日は一日雨、娘は友達とN響を聴きに東京へ。
今日は社会人吹奏楽団の雄、須川展也指揮ヤマハ吹奏楽団の演奏会が沼津市民文化センターであり、チケットも買ってあったのだが、お寺の役員会が入ってしまい、とても聴けそうにもないのでかつての部下に譲った。
急遽召集されたお寺の役員会は、今修行に行っている若いお坊さんの激励の見舞いと帰山式の打ち合わせ。
最も若輩の自分は末席で大人しくしていた。
3年前にも1度行っているが非常に寒かった記憶しかない。
今日はグリーグの抒情小曲集をしみじみと聴いていた。
演奏はイスラエルのピアニスト、ダニエル・アドニ。
手持ちはEMI原盤の国内盤LP4枚組の全集もの。
1973年の録音。

リヒテルが晩年好んで弾いていたグリーグの抒情小曲集は、全集となるとLP時代で全66曲収録はこのアドニが最初だったように思う。
この後まもなく舘野泉の録音が出ているが、このアドニ盤は全曲が聴けるものとして貴重な存在だった。
今では何種かの優れた演奏が出ている。
この曲はリヒテルの実演を聴いてすっかり虜になった。
アドニの演奏は、瑞々しい音色に明快な解釈。
曖昧さもなく爽やかに1曲1曲を丁寧に弾いていて、聴いていて飽きさせないのが良い。
Youtubeはグリーグの夜想曲
| 固定リンク
「音盤視聴記録」カテゴリの記事
- ホロヴィッツ、1978-79ライヴ(2023.12.01)
- ディヴィッド・マンロウ、中世ルネサンスの楽器(2023.11.28)
- テンシュテットのエロイカ(2023.11.16)
- スーストロのトランペットでテレマンほか(2023.11.14)
- パリ、ノートルダム大聖堂のクリスマスライヴと朝比奈隆の第九(2023.11.12)
コメント