ブロムシュテット、1985年の「第九」
今年も暮れていきます。
娘も帰省してきて穏やかな大晦日。
昨日家の神棚の中から出てきた、私から数えて6代前の高祖父の祖父山本源右衛門が150年前に祈りを込めて書いた、「家内安全、子孫繁栄」の木の札をしみじみと眺めていた。
今から数百年、数千年前の無数の先祖の偶然の出会いがあって、今の自分があるのだと思う。
今年の終わりにベートーヴェンの「第九」を聴いていた。
ブロムシュテット指揮ドレスデンシュターカペレによる、戦争で破壊されたドレスデンのゼンパーオーパー再建の杮落し1985年ライヴ。
廉価盤のレーザーライトレーベルのCDで駅売りのワゴンセールでひっそりと売られていたもの。
交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱』 [71:42]
イーディス・ウィーンズ(ソプラノ)
ウテ・ヴァルター(アルト)
ライナー・ゴルトベルク(テノール)
カール=ハインツ・シュトリチェク(バス・バリトン)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
1985年3月30、31日
ドレスデン、ゼンパーオーパー
第4楽章でバリトンソロがコケるのが惜しいが、これほど燃えたブロムシュテットも珍しい。
演奏者が皆熱く燃えた感動的な演奏だった。
Youtubeはブロムシュテット指揮のバッハ「ロ短調ミサ」から終曲
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