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2015年12月27日 (日)

フィルハーニア・フンガリカのことなど

今年最後の土曜日曜は良く晴れた。

この2日間はお墓や庭と部屋の掃除、年賀状を書いたりと、慌ただしく過ぎて気が付くと日曜の夜。

今年の年末年始休みは短いものの、気分は早くも年末気分。


愛犬ポコは冬の装い。散歩の途中で何かを見つけたようだ。

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今日はドラティ指揮のバルトークやコダーイなどを効いていた。


ドラティの生誕100周年を記念して ユニバーサルから出ていた6枚組のCD。



ドラティ晩年のデトロイト響時代のデッカへの録音とコンセルトヘボウ管とのオケコンなどのフィリップス系、そしてフィルハーモニア・フンガリカを振った米マーキュリーレーベルへの録音など、かなり多彩な内容のBOXセット。

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この中のドラティが音楽監督だったフィルハーモニア・フンガリカを振ったバルトークの「舞踏組曲」を聴いた。



これは米マーキュリーがオリジナルで、録音の鮮明さとマジャール人の血が躍動するような指揮者とオケのメンバーが熱く燃えた名演として記憶に残っている。


ただこのユニバーサルから出た録音は、手持ちのマーキュリーのCDに比べると音はかなり落ちる。

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マーキュリーのオリジナルマスターを使用しているかどうか疑問の音だ。

それともマスターテープが劣化してしまったのだろうか。


ドラティの指揮で史上初のハイドン、交響曲全集録音という偉業を成し遂げたフィルハーモニア・フンガリカだが2001年に財政難のために解散している。



このバルトークやコダーイのほかには、ペーター・マーク指揮は指揮したシューベルト交響曲全集やモーツァルトの後期交響曲集など、このオケで親しんだ演奏は意外と多かった。


フィルハーモニア・フンガリカは21世紀に入ってからの解散直前に、自主レーベルで珍しい曲ばかりを集めた3枚のCDを出している。


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ある時期タワーレコードやHMVで山積みで見かけたが、その後ほとんど見かけていない。


その中のホルストのミリタリーバンドのための組曲第1番は、この曲のオケ版初録音だったと思う。

弦楽器が重層的に盛り上がって大きなクライマックスを築いていた第1曲「シャコンヌ」はなかなかのききものだった。



Youtubeはバルトークの舞踏組曲、I.フィッシャーの指揮

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コメント

大変ご無沙汰しています。
フィルハーモニア・フンガリカは何人か日本人が在籍していましたね。新日のホルンのK氏もその一人でした。ハンガリーからの移民オケとしてスタートした団体ですが、チェコからの移民で創設されたバンベルク響ともども、ドイツが移民に寛容な国であることが窺われる、現代にも通じる事例なのかもしれませんね。

投稿: ぶりちょふ | 2015年12月30日 (水) 09時01分

ぶりちょふさん、お久しぶりです。

フォルハーニア・フンガリカはけっしてうまいオケではなかったかもしれませんが、ドラティやマークが指揮した時は良い味を出していたと思います。

日本人のメンバーがいたことは知りませんでした。

良いお年をお迎えください。

投稿: 山本晴望 | 2015年12月31日 (木) 23時25分

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