ガエタノ・グアダーニのためのアリア集
曇りのち晴れ、朝は多少冷えて冬らしくなってきた。
本日仕事納め。
通勤時の道はいつもよりも空いていた。
学校が冬休みに入っただけではなく、土曜から年末年始休みに入った会社もあるのだろう。
今年最終稼働の日とはいえいつもと変わらぬどころか、新たな懸案事項もあり慌ただしい1日。
組織トップの年末のあいさつの終わった後、帰宅間際にトラブル発生で帰れなくなるというオマケ付き。
来年も前途多難な予感。
帰宅後は18世紀に活躍したカストラートのガエタノ・グアダーニ(Gaetano Guadagni 1725~1792年)にちなんだアリア集を聴いていた。
仏アコールのCD。
演奏はフランスのカウンターテナー、アラン・ゼーフェルにアンサンブル・ストラデヴァリア。
「Pasticcio per Il Castrato Gaetano Guadagni」
・Récitatif "The body comes" (extrait de Samson) (0:46) ;
・Air "Return oh God of hosts" (extrait de Samson) (7:42) ;
・Air "Sweet rose and lily" (extrait de Theodora) (2:37) ;
・Récitatif "Unhappy, happy crew" (extrait de Theodora) (0:21) ;
・ Air "Kind Heaven" (extrait de Theodora) (2:37) ;
・Chœur "Go gen'rous pious youth" (extrait de Theodora) (5:36) / Haendel
・Récitatif accompagné & Air "Ah Cleopatra" (extrait de Tigrane) (5:25) / Piccini
・Air "Resta cara" (extrait de Il Trionfo di Clelia) (5:43) / Hasse
・Instr. "Ballo" (extrait de Orfeo e Euridice) (1:52) ;
・Air "Che puro ciel" (extrait de Orfeo e Euridice) (5:57) / Gluck
・Scène avec chœurs : Oreste et les Furies (Iphigenie en Tauride) (10:13) / Traetta
Alain Zaepffel, countertenor;
Ensemble Stradivaria ;
Ensemble vocal de Nantes.
Recorded in Château de Goulaine, near Nantes in November 1987.
イタリアのカストラート、グアダーニはヘンデルが「メサイア」をロンドンで再演するときに呼び寄せたほどの名手で、グルックの歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」の初演者としても名を残している。
このCDはグアダーニが活躍した時代のヘンデル、グルック、ピッチーニ、トレッタらのカストラートのためのアリアを集めたもの。
カウンターテナーのアラン・ゼーフェルついてはよくわからない。
軽やかで美しい声と正確な技巧。
ひたすら軽めな音楽で、高質なBGMとしても最適なアルバム。
フランスでは再発されているのでそこそこ売れたCDなのだろう。
沼響のHPの聴き比べコラム「ブラームスの1番を聴く」にメンゲルベルクの1930年のスタジオ録音の感想をアップしました。
Youtubeはヘンデルの歌劇「ジュリアス・シーザー」からカウンターテナーのアリア、ホルンのオブリガードソロが見事です
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