ドラティの「ローマの祭り」
曇り。
朝、車の免許の更新のために帰省していた娘を駅まで送りながら出勤。
途中で雨がぽつりぽつりと降り始めた。
今週は後半に本年最後の大きな山場がある。
今年もあとわずかだが、それなりに重い残り3週間。
昨晩パソコンのセキュリティソフトを、マカフィーからカスペルスキーに乗り換えるついでにOSをWindows10に入れ替えてみた。
Windows7でも支障はなかったのだが、帰省した娘が持ち帰ってきたパソコンのWindows10の画面を見て変えたくなった。
乗りかえに意外と時間がかかり、古いソフトの中には対応できないものが出たりと、いろいろとやっているうちに午前1時。
Windows7と勝手が違うためにシャットダウンするのにもモタモタだが、今のところ正常に動いている。
だがWindows10ではブルーレィのDVDがこのままでは再生できないようだ。
今日はドラティの指揮で「ローマの祭」。
聴いたのは米マーキュリー音源のキングレコードが出していた国内盤LP.
カップリングは同じレスピーギの「教会のステンドグラス」。
オケはミネアポリス響(現ミネソタ響)のモノラル録音。
ドラティはマーキュリーレーベルにレスピーギの作品の多くを録音していて、
ローマ三部作のほか「ブラジルの印象」、「鳥」「リュートのための古風な舞曲とアリア」全曲などがあった。
中でもフィルハーモニア・フンガリカを振った「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、マリナーの演奏が出るまでは貴重なステレオ全曲録音だった。
三部作では「ローマの松」がモノラル、ステレオの2種と「ローマの噴水」もあり、オケはいずれもミネアポリス響。
「ローマの松」についてはだいぶ前に沼響のHPの聴き比べ「ローマの松を聴く」で言及しているが、今聞くとまた印象が変わるかもしれない。
このキング盤はモノラルとはいえマーキュリーオリンピアンシリーズの優秀録音で、DENON製モノラルカートリッジDL102で聴くと、オルガンの重低音も含め驚くほどリアルな音響が迫ってくる。
演奏も凄絶、「チェルチェンシス」は落ち着いて聴いていられないほどのド迫力だ。
ミネアポリス響の演奏とはとても思えないほど各楽器が見事に鳴り切っている。
初演者トスカニーニに匹敵する名演についに出会ったという興奮。
実はこの演奏では、このキングの古いモノラル盤のほか蘭フィリップスのGolden Importシリーズの疑似ステレオ盤も手持ちであって、「教会のステンドグラス」は3年ほど前にこのブログで言及している。
が「ローマの祭」については書いていない。
今回この国内盤と蘭フィリップス盤を聴き比べてみて、「ローマの祭」について書かなかった理由がわかった・・・・・
蘭フィリップスの疑似ステレオは、音像が曖昧で音にコシがなくてふにゃふにゃ。
演奏の印象を大きく変えてしまうほど疑似ステレオ化が悪い出来だったのだ。
Youtubeはプロムスでの「ローマの祭り」
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