パウムガルトナーの「ジュピター」
本日快晴、温かく過ごしやすい一日。
前日まで強風が吹き空気も澄み土曜日の朝の千本海岸は富士山が美しかった。
強風の影響なのか海上には船は見えない。
面白い犬が散歩していた。
飼い主のおじさんもそっくりだったのがおかしい。
ザルツブルク・モーツァルテウム管の創設者、ベルンハルト・パウムガルトナーのモーツァルト。
70年代の廉価盤LP、日本コロンビアの「ヒストリカルレコーディングシリーズ」中の1枚。
このシリーズは希少な録音を世界中のレーベルから集めていて、レイヴォビッツの指揮したルーセルの「眠りの精」や作曲家ドホナーニのベートーヴェンのピアノソナタ集、ラヴェルの左手のためのピアノ協奏曲の初演者ウィットゲンシュタインのコンチェルトを含んだ左手のための作品集、ここでしか聞けない音源がいっぱいあった。
この古色蒼然たるジャケットデザインを中古レコード店で目にすると必ず手に取っていた。
聴いたのは「ハフナー」と「ジュピター」。
オケはザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団。
同シリーズのパウムガルトナーでは他に「リンツ」と「プラハ」があった。
日本コロンビアの他の廉価盤シリーズではハイドンの交響曲もあったと思う。
これらは日本コロンビアからオイロディスク・ヴィンテージコレクションとしてCD化されていた。
「ジュピター」から聴いたが堂々たる風格の非常な名演だ。
音の響きの密度が濃く、音楽は巨大でありながら流れが軽快で自然。
一昔前のワルターやシューリヒトのモーツァルトにも共通するタイプだが、演奏は両者に匹敵する大きな感銘を受ける。
Youtubeは「ジュピター」のフィナーレ、チェリビダッケの指揮
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