本日の練習、田園初見
曇りのち晴れ。昨日午後からの家を揺らすほどの強風は一日止まず。
12月に入り吹く風も冷たくなってきた。
今年最後の山場が来週から始まる。今日は提出案件の資料の精査と打ち合わせ。
昨晩は来年の定演へ向けての新たなオケの練習の日。
場所は沼津市民文化センター地下のリハーサル室。
団内指揮のF君の指揮。
曲はベートーヴェンの「田園」の初見。
「田園」は有名曲ながらアマオケであまり演奏されていないようで、沼響内では演奏したことのある団員はほとんどいなかった。
自分も実際に演奏するのは初めてだ。
ベートーヴェンの交響曲の中で「第九」は別格として、「田園」だけは他の曲と違い異形の交響曲だということを感覚的に持っていたが、実際に演奏してそのことを確信。
9つの交響曲のうち唯一の5楽章。
さらに各楽章にベートーヴェン自身の標題が付けられている。
散りばめられた楽想の数々がリラックスしていて、「運命」の緻密で隙のなさに比べると緩くもあり、吹いているうちに気楽な気持ちでベートーヴェンがこの曲を書いたようにも思えてくる。
「運命」と「田園」という全く異なる性格の交響曲がほぼ同じ時期に書かれたのにも驚きだ。
ホルン奏者としては記譜が第2楽章B管、他がF管なので読み替えが無くて良い。
第2楽章を吹いているうちに、30年ほど前に散策したウィーン郊外のハイリゲンシュタットの小径を思い出した。
あの時目の前をリスが横切った。
ちなみにベートーヴェンよりも前に30曲の交響曲を書いたフランスの作曲家ゴセックにも「田園交響曲」がある。
ベートーヴェンは知っていたのだろうか?
Youtubeはベネズエラ・シモンボリーバルオケの「田園」フィナーレ
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